保守のアルゴリズム

西部邁「保守の遺言」

この本はまだ読んでないけど、マッカチンだったこの人が、どのようなアルゴリズムで「保守の誕生」と言ったのかは放送大学のテレビ番組で見た。▼こいつがキーパーソン。

トクヴィル

朝飯前に書いた自分のブログをリブロードすると▼

保守派の読者、支持層の心理には奇妙な二重構造があって、大衆に迎合して創り出したコンテンツ(上記の場合は植田まさしコボちゃんの妹のミホちゃん)に、迎合された大衆が迎合しない。

というズレがある。そこを継続的なパワープレイで正当化しようとするでしょう。今も昔も。

人狼風にまとめておいてよかったよ。

アンナ・フロイトの「防衛機制百鬼夜行」には「攻撃」の項目がある。

ロシアや北朝鮮は「言葉に詰まると攻撃機制にすぐ走る」。ちなみにプーチンは意外にも「情にもろい面」があり、「相手の能力より忠誠心に重きを置く」アルゴリズムがあるそうだ。

日本の識者が言っている「反知性主義」は、カンボジアポル・ポト政権のレベルになるとハンパじゃない加速をするわけだけど、余裕のある国の保守派はそこで「ポピュリズム大衆迎合主義)に走る」のは周知の通りである。

▶では何故、ユリウス・カエサル(シーザー)の「パンとサーカスの延長線」で保守派の権力者は、大衆に迎合するのだろう。権力の座を脅かされたくないのは勿論だとしても。

大衆に迎合しない反知性主義ポル・ポトのような権力者がリビドーを押し通そうとすると、経済がめちゃくちゃになって短命に終わるからね。

外国の支援があったり、味方に裏切り者が出たり。

▶だから保守派が大衆に迎合する際に求めているものは「リダンダンシー(冗長性)」や「その柔軟性を可能にする多様性」だと思うんだよね。植田まさしの曲線の柔らかさを見てごらんよ。他と比較して。

▶そしてその迎合アルゴリズムは何故に直接対象の有権者のメンタルとズレるのか。

最近の日本共産党の除名騒ぎの一連もとても参考になるのだけど、紙幅が尽きたようだ。

アディオス。