恋愛広場と老賢者

結城光と神野さん(スプリンター)

スクリプト、小説や戯曲の物語にはいくつかの元型(アーキタイプ)がある。最近の登場人物の設定で低めに扱われているのは「老賢者」じゃないかな。仙人みたいなfeelの人ね。

老賢者が何故重要かというと「性欲から自由な存在」だからである。

花粉を媒介するミツバチ

映画「生きる」

塩野七生

自分の人生を振り返ってみても、恋愛というものはすんなりは成就しない。例えば

村上春樹中国行きのスロウ・ボート

この話のように互いに山手線の逆方向に乗ってしまうとかね。携帯電話の普及で恋愛ドラマを作りづらくなったという声もあるが、電話があってもラインがあっても結婚適齢期の男女の気持ちやシチュエーションの些細なすれ違いがなくなる事はない。

老賢者の目と経験則から見れば、簡単に解ける問題だったりするんだけどね。