日本語という名の暗号資産・ファイアウォール

ジョナス・メカス

映画「時を数えて、砂漠に立つ」

日本は島国なので、諸外国のOriginalityとは一線を画したアイデンティフィケーションを日々行っている。日本語で会話しているということだけどね。

生成AIのこの国の今後の反応は、コロナ禍で病院や老人ホームがまだコロナ陽性が出ると人が休まなきゃならないとかバタバタしてるように、言論機関などで鎬を削るサバイバルになるだろうけど、おそらくはこの夏の暑苦しさで飲食店の客のマスクや衝立てもなくなるだろうし、コロナ第一波で「もう居酒屋は駄目だ。イッカンノオワリだ。」と主観的な悪い予感に押されて、内部留保金で設備投資して無人化した「病院の食事のように清潔だが寂しい店」は再度方向転換を検討せざるを得なくなるだろう。高い金払って不味い飯を食うなら自炊やホームパーティーの方が豊かだから。

▶そのようにして生成AIは低空飛行でオブジェ化していくだろう。どんなに流暢な飾り文体にしても、存在自体は「辞書」なのだから。Googleもそうだけど、一般人はそれほど頻繁に辞書を引かない。

デジタルネイティブといわれるゲーム世代は、彼ら彼女らの世代特有のやり方で「対話型生成AIと、リアルの対話の区別」をつけていくだろう。ゼレンスキー大統領がZOOMじゃなくて広島の被爆地に生身の体で訪れて来るように。彼らがそれを必要としているから来るんだよ。サバイバルの本能で。

電車の連結器と貫通部分。

チャットGPTでもグーグルのバードでも、生成AIの言語モデルが大規模だろうが小規模多機能だろうが「肝」は言語の連結器の「アルゴリズム」がどういう代物なのかという事。

現在の生成AIは英語を日本語に翻訳しているだけのようだけど、そもそも文法が違うから長くやってると「羊頭狗肉」で母語の情動が流れず、順番が狂うか飽きて使わなくなる。人間の体は基本的に異質な物は摂取しないようにできている。

▶ だから日本のフル・オリジナルの生成AIでなくても、日本語の部分だけオリジナルのアルゴリズムを開発すればある程度文化を守れる。

▶ AIの規制、世界標準の構築については「監視に悪用されない事」が最重点の課題だと思う。

中国みたいに歌も歌えない社会にしたくなければね。