負債の価格イメージ

金田正一

1950年に加賀山之雄国鉄総裁が当時の不安な世相を少しでも明るくとの意図のもとに、また国鉄職員の健康的なレクリエーションとして国鉄スワローズ球団を結成。

その後、村上春樹さだまさしもファンの東京ヤクルトスワローズに民営化した訳だけど、ぼくの金銭感覚だと国鉄民営化の際の国鉄清算事業団の28兆円の返済というのは、天文学的な数字だと感じていた。

「インフレ」「物価」というと商品の価格差が参考の尺度になるけど、負債の方のエントロピーの増大は見て見ぬふりしたり麻痺しちゃうから感覚がズレちゃうんだよね。ビートの。

スワローズの金田とジャイアンツの長嶋。4打席4三振の写真。

▶ そういうマクロの数字に一喜一憂できる所得者層ではないけどね。我々貧乏人はその貧富の価格イメージの「感覚的な差異」について、政治家や社長にわかりやすく伝える努力をしないと不条理が更に歪んでしまう。

▶ 文学や音楽や料理はその重要なアイテムなのだけど。双方にとって。

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