上位自我/超自我

鷹村さん/森川ジョージ「はじめの一歩」

コトバンクより引用 ①

超自我 /super-ego
精神分析学の用語。
フロイトは、心的装置(人格構造)に、エスEs(ドイツ語、ラテン語でイドid)、自我、超自我という三つの領域を考えた。

発生的にはエスから自我が生まれ、超自我は自我の一部として最終的に形成された領域である。

その成立過程からみて、超自我は両親との権威性を内面化したものといわれており、両親の言動から感じ取った個人的・社会的価値の取り入れである。

中学生で回されて(輪姦されて)逃げ帰った自宅でも両親に殴られ罵倒された虐待被害者の実話を下敷きにした映画

「私は絶対許さない」

コトバンク引用 ②

したがって、超自我フロイトにとっては道徳性の根源であり、良心、罪悪感を代表し、他方、自我理想(理想自我はフロイトでは同じ意味)としての価値観を保持するものと考えた。機能的には、エスのいわゆる本能的衝動を、ある程度抑圧するための検閲を行う作用をもっている。

乙骨憂太の領域展開「真贋相愛」

コトバンク

自我はフロイトの構想では、外界との接触をその機能としているが、現実を正しく認知するところにその主要な作用がある。

他方、自我は外界に対して自己の意志を伝える作用もあり、外界に対し単純に受動的ではない。

羂索&夏油傑にトドメを刺した乙骨の日本刀(五条に貰った呪具)

コトバンク

これに対して超自我は、自我理想という理想を与えて、自我の健全な活動を勇気づける役目をもっている。

そのため、自我が外界との関係を正常に保持し、現実についての正確な認識を得ようとしても、エスからの本能的衝動の力が強くなり、また超自我の自我への要請が強力に作用すると、自我はその機能を十分に発揮できなくなる。

その結果、病的症状(神経症)を引き起こすことになる。[本明寛]

漏瑚(呪術廻戦の特級呪霊)

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コトバンク

超自我 (ちょうじが)/super-ego
S.フロイトによって定義,使用された概念。

彼は精神を空間的にとらえ,前期の理論では意識,前意識,無意識,後期の理論では超自我,自我,イド(エス)のそれぞれ三つの領域を区別した。

超自我は自我に対して、

監視人,

裁判官,

指導者のような役割を果たす。

いわば良心のようなものであるが,すぐれて無意識的である点で、通常の良心と異なる。

超自我は両親の禁止や命令を内在化したものであるが,現実の両親像ではなく,両親の超自我を内在化したもの。

それを中心として、あとから教師などを介してさまざまな社会的規範がつけ加わる。

氷室さんを蔑視する空天雪(ツーオンアイス)

コトバンク

このようにして超自我は世代から世代へと受け継がれ,社会の伝統的な規範や価値を伝えてゆくとされる。

超自我は、自我理想ego idealをその一面として含むこともあり,自我理想と区別されることもある。区別された場合は,超自我は主として禁止の側面を表し,それへの違反は罪悪感を生む。

自我理想は到達すべき理想を表し,それに達しないと劣等感を生む。執筆者:岸田 秀

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 

幕之内一歩(はじめの一歩/講談社