北欧への憧れを糧に

ティーナ・ノルデンスタムのアルバム

エスニック音楽で「北欧系」と聞くと「静寂」や「デリケートな愛情」をイメージする。

レコード店や書店の、フィルターバブルの自己模倣的な推奨・宣伝ではない「場」が、どのように生き残って行くのかは心配事のひとつだが、上記のスティーナの存在を知ったのは、坂本龍一に憧れて育った音楽仲間が今井美樹のファンで

足のスタイルがチャームポイントの今井美樹

タワーレコードの試聴機コーナーで「今井美樹がイチオシの北欧アーティスト!」のPOPに引かれて聴いてみてビックリ即買って僕らにも自慢気に教えてくれたから。

マウントポジション狙いじゃなくて、パーティー仲間に教えたくなる欲求や喜びってあるよね。お金が介在しなくても。

北欧の地図

映画「ノルウェイの森」(原作:村上春樹/タイトルはイギリス人のビートルズの曲からのインスパイア)

介護福祉士の資格の勉強で「デンマークスウェーデンなど北欧は福祉の最先端」と学ぶのだが、税金も高かったりするので、より踏み込んで行くと

デンマークのユーザーデモクラシー/福祉・環境・まちづくりからみる地方分権社会

内容(ネット引用)
ユーザー・デモクラシー。聞きなれない言葉である。
デンマークを含めた北欧諸国には、私達を魅了する文化、生活、社会システムがあり、日本ばかりでなく世界中からも熱い視線が注がれている。

しかし、これまで取り上げられたデンマークやそのほかの北欧諸国の中にこの言葉は見当たらない。難しい専門用語のように見えるが、意味するところはとてもシンプルだ。

デンマーク語で「Bruger Demokrati」と示されるそれは、日本語では「利用者民主主義」と訳すことができる。

訪問介護の歩行介助

つまり、高齢者福祉、育児、教育、医療などのいわゆる社会保障における公共サービスを享受する特定のユーザー(利用者)を、
地方自治体の政策決定および実施過程に直接参加させる概念である。

デンマークは、1970年代に大規模な地方自治体の再編成がなされ、地方分権がヨーロッパでも最も進んでいるといわれる。

石丸伸二

このユーザー・デモクラシーの概念が初めて政策に取り入れられたのは1983年の近代化プログラムの発表後であり、保守連立政権誕生を受けてからである。

公共支出の抑制が第一とされる中で、単に規制緩和や行政の効率化に走るのではなく、デンマークではユーザー・デモクラシーを法制化し、市民参加を推し進めることによって独自のモデルを構築してきた。

テレビアニメ「アルプスの少女ハイジ」(宮崎駿).....スイスは北欧ではないがイメージは近い。

本書は、このデンマーク発祥の市民参加概念であるユーザー・デモクラシーの実現を様々な角度から論じることによって、地方分権型協働社会が前提とする市民参加とは、具体的にどのようなものかを明らかにし、将来のわが国のあり方について問題提起することを目的としている。

五条悟(呪術廻戦)

デンマークで縁あって出会った筆者を含めた若手研究者5人が、デンマークでの日々の暮らしや専門分野(行財政、高齢者福祉、まちづくり・都市計画、環境政策)を越えた議論を通して共有した、デンマークの協働社会について、そのキーワードの1つであるユーザー・デモクラシーを具体的に紹介する。

日本の憲法改正を廻る(めぐる)アレコレ

YouTubeで見た田中角栄のインタビューをアレンジすると「問題はインフレと年金と歌謡曲なんでね。憲法なんか最後でいいんだ。」とアンカリングがかかりそうだけど、ドイツのワイマール憲法とかイギリスの「ゆりかごから墓場まで」の社会保障の理念とか、

「モデル」があるものが多いでしょう。

むしろ日本の「オリジナリティ」とは、「ブリコラージュ」や「シンクレティズム(融合主義)」が、方言とか、地域の特性と結びついた時に、満遍ないリダンダンシー(冗長性・弾力性)や情操教育的な人情文化を育んできたと思うんだよね。

振動スクリーン式の篩

自分を「生命体だ」と主張する映画「攻殻機動隊」のコンピュータ・プログラムの人形使い2501が

「コピーは所詮コピーだ。たった1種類のウイルスで全滅しかねないし...」と言ってるように、日経平均株価の最近の乱高下を見ていても、少数の優良株が牽引する市場は脆い。

というか、株や通貨やコンピュータの変動速度に、「実体経済」はとてもじゃないがついていけない。

神谷美恵子の言う「生きがいは葛藤から生まれる」の葛藤を「矛盾」や「ジレンマ」と置き換えたとして、コンピュータのアルゴリズムに矛盾や葛藤があると、作動しなくなっちゃうでしょう。マシンが。

だから「物体であるコンピュータやAIに “依存”」する事は、「生きがい」の構成要素である矛盾を切り刻んで行く事にもつながるので、カナダのトロント大学のジェフリー・ヒントンらAIの先駆者達がホイッスルを鳴らしたのでしょう。

映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー

アメリカ人にとっての「生きがい」ってどんな要素があるのだろう。力と勝利だけじゃない筈だけど。相田みつをに言わせれば。

北欧サウンドを意識していた 原田知世「ロマンス」

北欧の旅に行ってみたいけど、円安ドル高で飛行機代が高くて行けないじゃない。

福祉の本場の空気を呼吸してみたいけどね。