釣った魚にエサをやらないザルハッシュタグ

ザル

樽のタガ

ハッシュタグ

最初はこれ銀行の広告だと思っていたのだが、その日の出来事の決算報告書の紙の新聞で紹介されるようになり、興味が出てきた。

だがしかし

下北沢の小劇場 スズナ

「チケットのモギリを長年やってお客さんの顔を見てるけど、テレビのアイツとかイベントのソイツとかたまに変装して観に来ますよ。スカウトじゃなくてね。ネタを漁りに来るんです。小劇場なんて誰も見てないからパクってもバレないと思ってるんでしょう。パクったのは向こうの方だとか。ムカつきますよね。カネが欲しけりゃ小劇場なんかやってませんけど知名度やブランドの高見から見下ろしてニヤニヤしてるでしょう。泥棒のくせに。カイザーナックルでぶん殴ってやろうかと思うこともしばしばです」と慰め合ったことがある。

ニフティサーブパソコン通信からインターネットに移行した黎明期に「掲示板」や「ブログ」が出てきて「個人単位のブロードキャスティング」が可能になって(視聴人数はともかくアドレスを知っていれば世界中で閲覧可能)小劇場体質の僕はアナフィラキシーショックで高熱が出たが、その頃からネットユーザーの常連が「マスゴミ」というスラングを頻発するようになったのはAKIRAの「さんをつけろよデコ助野郎」の情報ステイタスの地殻変動の牽制球だったのかもしれない。案の定、ペイド(有料)メディアの紙の新聞は日本全体で3.000万部を割り込み、雑誌もデジタルトランスに成功した一部を除いて沈没寸前。文芸雑誌は文芸よりスッパ抜きに特化して、マードック外資の黒船を撃退した民放もネットフリックスやYouTubeの前に為す術もなく広告料金を値下げしている。

この情報淘汰の波は当分続くだろうけど、「紙の新聞と論説室の真面目な人達」は日本の民主主義の「最後の砦」なので、頑張ってもらわないと困るんだよね。

沖縄の星の砂

ネットユーザーのハッシュタグの書き込みはそれぞれ一家言あったり、冷やかしだったり混沌としてはいるけど、ソーシャルワークの視点で見れば、歪んでいても自発的な発信があるのは良い事。だからね。あとは編集次第でどうにでもなるんだけど、人数を数えて「こんな意見が趨勢です」の世論調査の延長で「使い捨て」にしてるでしょう。

さて。どうなることやら。