意外と単純なゲーム理論のテーゼ

第72期王将戦羽生善治藤井聡太

中高年最後の砦の羽生善治の「大局観に基づく意地のAI外し戦法」が「人間対機械の暗雲」をなぎ払った。詳細は過去ログ参照。

膨大な資金や労力や時間を投資してインフラを組み立てて合意形成やデファクトスタンダードを取りに行く「機械サイド」と違い、「人間サイド」は①自己決定権②表現の自由等守るべき項目を絞りに絞って牙城を築き、相手の目を見て物を言えばいいのである。

「失礼な。俺は痴漢をしていない。その女が触ってくれと誘ってきたんだ。」こういう正当化論法は至る所にあるけれど、どこかに臨界点があるでしょう。

エアコンのフィルター

サイドテーブル(棚)

なし崩しに条件反射で思考誘導されないようにするには、この2つがあればいい。

◆どんなに複雑なアルゴリズムでも、その「設計方針」は「勝ち/負け」「利益/損益」の結果に対して作られている。

個人と企業と国家と国際社会は、規模も維持に必要な要素もボリュームの桁が違うので、「個人」は最低限必要な物事をサイドテーブルに保存して、テーゼを外せばいい。要所要所でね。機械と絶交する訳ではない。

コトバンク引用.....「ゲーム理論
利害が必ずしも一致しない状況において、複数の人間の行動の最適戦略を分析する数学の理論。国家間や企業間の合理的意思決定にも適用される。

Wikipedia引用.....ゲーム理論では分析の対象となる意思決定主体をプレイヤーと呼ぶ。
プレイヤーは、あらゆるゲームのモデルに登場する基本的な構成要素である。労働者、投資家、投票者、官僚、テニス選手といった個人だけでなく、企業、クラブ、政党といった組織、さらには国家、神、シカ、植物などのような人間以外の意思決定主体にまで多岐に渡る。