梅とウグイス
梅とメジロ
(世界の民謡・童謡より引用)
「梅に鶯(ウメニウグイス)」とは「詩歌や絵画の題材としての良い組み合わせ・ペアリング」の比喩。古代中国の漢詩に由来。
自然の観察結果から得られた格言やことわざではなく、メジロをウグイスと誤解・勘違いした結果でもない。
他に「牡丹に唐獅子」、「竹に虎」、「紅葉に鹿」、「松に鶴」、「柳に燕」などの組み合わせがある。
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もう一歩踏み込むと。
「詩歌=聴覚=ウグイス」「絵画=視覚=メジロ」で脱構築すると「アニメーションの元型(アーキタイプ)」と捉える事ができる。
「百聞は一見にしかず」とはいうけれど、情報交換様式で、詩歌は道具が不要で伝達も容易だがジュール熱がある。絵画の一覧性や保存性はない。芸術作品のマーケットで詩歌(音楽)より絵画の方が総じて値段が高いのは、価値のパッケージ能力に鍵があるのかもしれない。
あとは字数だね。①ウメにウグイス(7文字)②ウメにメジロ(6文字)なので、ウグイスの方が語呂がよく、歌人と俳人が詠みやすいのかもしれない。
②を三連符のシャッフルで刻むとモータウン・サウンドになる。すると①ホール&オーツ「マンイーター」②スティービー・ワンダー「パートタイム・ラバーズ」で区分けできるが、スッキリしないので、この曲で押し流す▶♪TOTO「グッバイ・エリノア」