ウェスト・ロード・ブルース・バンド「ジャンクション」
NHK「ブギウギ」
♪次のいい波は/まっさきにつかまえるよ...(松任谷由実「真冬のサーファー」)
▶ それは「ミーハーになれないから」である。
例えばローリング・ストーンズがカッコいいと言ってる人は、黒人音楽のブルースが嫌いなわけがない。なぜならストーンズはずっとブルースを演っているのだから。
だけどブルースまで鉄棒の逆上がりをして(遡って)魅力の本質を伝えられる語り手やレコメンダーは少ない。
それは「いい波」と「悪い波」や「危険な波」等の、見分けがついていないから。
▶ NHKは朝の時計合わせのテレビドラマで、評価が安定しているレジェンドをモデルにして「様式美」を紡いで行くのがこのシリーズのデューティーなので「モノホンのブギーやジャンプブルースを」復興させることまではしない。「切っ掛けぐらいはこっちで作ってあげる」(中森明菜「少女A」)はするのだが、トリクルダウンの後続が淡白でせっかくの波が消えてしまう。
♪駆け引きの上手い男ばかりが出世して/きれいな腹の男はもう/スネてしまっている...(吉田拓郎「制服」)
▶ それじゃユニコーン企業が出るわきゃないよ。
わかって脅威に思う既得権益層は邪魔するし。
「彼らが出てきたら、わしらはただの老人だ」(サンクチュアリの伊佐岡幹事長)
自然選択説、薬剤耐性菌の増殖のイメージ図
五条悟(呪術廻戦)