ジャミロクワイ「ヴァーチュアル・インサニティ」
五条悟と花御(呪術廻戦)
▶ 術式「相対性理論」で天才の名をほしいままにしていたアインシュタインは、後発のボーアの術式「量子力学」に嫉妬して
「神はサイコロを振らない」と批判した。
我流に翻訳するなら「God damn it!(畜生!)」という感じだが、仮にも天才と言われた剣崎順がスラングを使うのはクールではない(ダサい)と思ったのだろう。
惜しむらくは、この討論を田原総一朗の「朝まで生テレビ!」のように長尺で行なっていたら
「なるほど。ではあなたは、サイコロを振るのは神ではないと仰るのですか?」
とボーアの切り返しも観察できたかもしれない。
大谷翔平と通訳の水原一平
▶ 手塚治虫も超嫉妬深かった(負けず嫌いだった)らしいが、そもそも科学者には笑いの素養が足りないから洒落にならない物を作ったりするんだし、「演劇の1回性の美」と「科学の再現性のテーゼ」は矛盾する。
空天雪(ツーオンアイス)
▶ 今週の若旦那の独白は鋭かったね。
「お前は傷つき/正しくなくなるほど美しくなると/所在ないこの感性を/その悪魔は価値と云う/とても人に言えぬのを/それは全て聴いてくれる/痛みと快楽は似ている/地獄で浴びる視線に身を焼かれるのを甘美にすら思う/そうだ/人生全てを芸術に喰わせてやろう...」
美輪明宏(丸山明宏)と三島由紀夫/映画「黒蜥蜴」1968年 監督:深作欣二
15年程前に美輪明宏がテレビで「芸術家は芸術と結婚するんだから、人間と結婚しちゃいけないのよ。本当は」と語っていたのを思い出した。
水谷豊もドラマ「赤い激流」の中で同様の台詞を言っていた。
この分類によると、12歳〜18歳の思春期の人の活力(ガソリン)は「忠誠心」なので、
甲子園に青春を捧げて坊主頭が苦にならなくなるように、空天雪が「人生すべてを芸術に喰わせてやろう...」という気持ちは
岩清水弘の
この象徴的な名台詞のように、誰にでも備わっている普通の感情だと思う。
ところがこの密度がある特異点を超えると
九十九由基の「星の怒り(ボンバイエ)」
▶ 愛は質量なのだろうか。
100点を取るより40点で行ける場所で遊ぶ方が得だと思うけどね。今の時代。