PT掛け軸 ②(パーティシペイティブ...広告用語)

P&G「ウィスパー」

当時はパワーポイントではなく、手書きで作った企画書だったが、ラジオ局の地域密着型の仲の良さを活かして、渋谷中の映画館とタイアップ。ラジオ放送の映画の特番を帯で組んだ放送企画を遂行した。

映画館のトイレ

「彼との初デートで3時間の映画を観ても安心」というコンセプトでトイレに「ご自由にお持ちください」のサンプリングボックスを設置。

馴染みの映画館の人たちは「いいんですか。すぐなくなっちゃいますよ。おそらく1日で」と言っていたが、本当にそうだった。

小林佳世子「最後通牒ゲームの謎」

人間、特に女性は、人の目を気にするので淑やかにしているが、トイレの個室など密室でそういう「獲物」を見つけるとワイルドになる。オイルショックの写真や3年前のマスクの売り切れ騒動は実感としてfeelできた。

とにかく企画を成功させたかったので初動時は僕が自分で紙ナプキンを箱詰めして映画館を巡回して補充していた。来場客にも人気だったが、ある日、見るに見かねた映画館の人達が「サンプリング商品だけ直送してもらえれば、こちらで箱詰めをやりますよ」と言ってくれて映画のPR番組と合わせて軌道に乗った。

◆MSパワーポイントにチャットGTPを載せるという事は、こういう企画事例も無機的にローラー採取をして「マイクロソフトのチャットGTP発の企画」として厚顔無恥なパソコン社員が宣伝部に売りにくるのだろうか。

宣伝する映画も観ず本も読まず、媒体の周波数も知らない素人さんが、チケットの転売みたいに企画やエクセルの自家製フォーマットを顔も知らない相手に電子決済で売るのだろうか。

それもまた相変わらずの「自己責任」なのかな。ちゃんと税金払ってるのかね君。