サウンド

プロフェッサー・ギルキカイダー

パワーアンクル(リングにかけろ

映画「2001年宇宙の旅

キカイダー変身前の「良心回路」を発動させるジローのギター

▶ 詩人のアーサー・ビナードが「宮沢賢治を翻訳したり、左利きのあなたの手紙(アリス)を読むと、不意に幼少時に聞いた歌を思い出すことがある」というようなことを新聞に書いていた。

彼は外国生まれなので、日本人と共通の楽曲を聞いていた訳ではないけれど、ジローのギターの冒頭のメロディーから、この曲を想起するかもしれないと思った。

グリーンスリーブス(池田綾子版)

ボクシングの試合でパワーアンクルを外した高嶺竜児のフットワーク

前回、志那虎一城の「神技的ディフェンス」を攻防一体と書いたのは、この時点でショートフックを相手のチンにぶち込めるからである。

だが少年ジャンプは少年誌なので、車田正美はそういうプラグマティックな描き方はしなかった。

伏せ目がちだが歌舞伎の見得のように

「フッ、どこを狙ってるんだおめえ」という台詞を、少年達が待ち望んでいる事をfeelしているからである。

ギリシャ十二神の構成メンバーを勝手に変えたりしたのも、集英社の編集部が校閲する段階で気付くか知っていた筈だが、直さずにそのまま掲載したのもそうだろう。

こういう「難しいことをやさしく、やさしいことを深く...」のテクニックで引き合いに出されるのは未だに井上ひさしの一人勝ち状態で、書評家や記者は何のために本を沢山読んでるんだとがっかりする時があるけどね。

ゲーム性と劇的なるものをボクシング漫画に導入した車田の「大人はわかってくれない」を解読できなかったのかもしれない。

Wikipediaより引用)

デイジー・ベルは、世界で初めてコンピュータが歌った歌として知られる。
1961年、ベル研究所IBM 704が歌った。

IBM 704

音声合成の主プログラムはジョン・ケリーとキャロル・ロックボーム(Carol Lockbaum)が、伴奏はマックス・マシューズがプログラミングした。それを録音したものは、全米録音資料登録簿に登録されている。

SF作家のアーサー・C・クラークは、1962年にベル研究所を訪れた際にIBM 704による歌唱のデモを見学している。

1968年のSF映画・小説『2001年宇宙の旅』では、分解され機能を喪失しつつあるコンピュータHAL 9000が「デイジー・ベル」の一部を歌うシーンがあり、その際にIBM 704について言及している。

HAL9000の「デイジー」(2001年宇宙の旅

▶ 映画での実際の歌声は、HAL9000役の声優ダグラス・レインによるものである。

その他にも、「コンピュータによる歌唱」にこの曲が使われる例が多くある。

両面宿儺の呪具「神武解」(呪術廻戦)

アニメ「けろっこデメタン」(堀江美都子

天井桟敷レミング/壁抜け男」

テレビ「底ぬけ脱線ゲーム

さとるボール