名ばかりエリートのルッキズム政治の限界

映画「私は絶対許さない」

(ピアノ調律.netより引用)

純正律は、

簡単に言えば、音の間隔で3度(例:ドとミ)と5度(例:ドとソ)の音の重なりが、特にきれいに響くよう比率を整える方法です。

その代わり、転調が苦手です。予め固定して決めたきれいな比が崩れてしまうためです。

私自身、若い頃初めて「純正律」に調律した時は、その透き通った音に感動した覚えがあります。また、音が柔らかく綺麗になったと感じたものです。

しかし、ピアノの調律は、上のようにふつうは平均律で調律するため、純正律という方法をつかうことは、特にご要望やこだわりがなければまずありません。

平均律とは

文字通りオクターブ12個の音の音程を、均等に12等分した調律法になります。そのことで、全ての調に転調が違和感なくできます。

しかし、純正律のようなきれいな3度や5度の音の重なりにはなりません。すべての音程で、わずかな濁りが含まれるからです。

この平均律は、今では鍵盤楽器で使われる調律として常識にすらなっています。みなさんのお宅も、この平均律で調律されているはずです。

オーケストラや歌の場合は、瞬時に口の形や弦を押さえる位置を微妙に変えることによって純正な音程をつくることができるので、純正律で合わせた上で転調しても問題が生じません。

しかし、ピアノの場合は一度調律で音程を決めてしまうと、曲の途中で他の楽器のように微妙に音程を変えることができません。
そのため、とりあえず平均的に合わせようということで、平均律が採用されています。

音叉でアコースティック・ギターをチューニングする人

なとり「絶対零度

ピアノのサスティンペダル

内田善美「ソニウム夜間飛行記」