劇団 夢の遊眠社「小指の思い出」
▶ 芥見下々「呪術廻戦」が終了した。
どんな状況下であれ、読者が見たいものを表現する技術としては斬新な手法だと思う。
集英社も新人発掘の社是とはいえ、かれこれ40年以上バンアレン特訓室でバッティング練習している僕の読書表情を曇らせたり、喜怒哀楽の情動をゆさぶるナンセンス・ホラー・コメディの漫画家を育て上げたのだから、アップル社の変わり映えのしない半導体不足のスマホより開発力があって、企業価値も飛躍的に上がったのだが、それに気づいているのは少年読者だけかもしれない。
五条悟(呪術廻戦)
「少年は動かない。沈んで行くのは世界の方だ」
(遊眠社「ゼンダ城の虜」より引用)
「存在」は「表裏の間」にある。読み解くには時間がかかり、そしてその間は売れ続けるだろう。
金田(AKIRA)