ハイテク・オーバードース

ドアーズのジム・モリスン

オーバードースとは薬の過剰摂取で死ぬ事。1969年のウッドストックが目印の60年代70年代の「セックス、ドラッグ&ロックンロール」の「欲望全開の果てに真理があるのでは?」のムーブメントでは多くの若者が薬漬けで死んだ。「死なないやつは本物のロックンローラーじゃない」という迷信まであるので、キース・リチャーズは生きてるだけでも「ロールはどうしたんだいロールは」と老賢者のポジションにいる。

ちなみに①楽器を弾けるDJと②楽器を弾けないDJのプレイの見分けがつきますか。データにする気はないけれど。

トライアスロン

世の中には「努力中毒(ワーカホリックとは別)」というものがあって、知人のトライアスリートは、足の靭帯を痛めてとても走れる状態じゃないのに、ポケットから痛み止めの座薬を出して走りながらお尻に挿入して練習していて「コーチの俺から見てもあいつはクレイジーだ」と半分は誇っていた話をした事がある。

スポ根の「鍛えすぎ、練習しすぎ」は肉体的な苦痛や怪我等のブレーキがかかりやすいけど、ゲームとか研究とか頭を使うジャンルのものは適量や限界を見極めるのが難しい。ドーパミンの分泌でゴールポストが動くからだ。

NOKKO「ハレルヤ」の『CRAZY CLOUDS』

この名盤のサウンドプロデュースの屋敷豪太はドラマーなので、この曲の6分15秒近辺にスネアをトントンと2発入れて区切りをつけている。

リズムパターンとベースラインが印象的で、そのままドンカマのスイッチを切らなければほぼ永遠に、疲れを知らない子供のように(小椋佳布施明)ダンスビートを鳴らし続ける事は造作もない事なんだけど、人間の肉体と常識的な聴覚で気持ちがいいのはここまで。と線引をしているのである。

あなた大丈夫ですか。ハイテクさん。