A辞書 P.664 社会

通常の辞書の使い方で「社会」を引いた。(新明解国語辞典第七版)

社会 ▶ 社会悪.....普通の意味での社会が有る限りは、無くすことの出来ない貧困・公害など。

.....僕はてっきりヤクザの事だと思っていたが違った。反社会的●●というけど任侠には任侠の社会があるからややこしい。

なので別の本を開く

大澤真幸社会学史」

ジャニー喜多川問題でかまびすしいが、こないだ近藤真彦(マッチ)が、自転車用のヘルメットを被る奨励イベントにゲストで出たという記事を地方紙で読んだ。

木村拓哉が信長役のドラマのロケかなにかの大行列と騒ぎと比べてしまうと寂しい気もするが、芸能人で還暦前後になっても「イベントで集客力がある」というのはすごいと思うね。

大澤真幸(マッチ)はフロイト社会学者として位置づけたり横断力があって好みの学者さんなのだが、「プロ倫」をこんこんと掘った後に「そこに『社会』というものが浮上してきます」という箇所はなかなかドラマチック。

セブンイレブンでトイレを借りて、後ろめたい気分を払拭しようと飴玉を買っても、社会というより金融経済を感じるでしょう。飴玉が欲しかったわけではないけど、金を払って心のバランスを取りたい。みたいな。

▶ でも住民の顔や雰囲気がわかる田舎の公園で、知らないおじさんがブランコに乗ってると、子供が遠巻きに様子を見に来たりするでしょう。これは社会を感じるんだよね。

▶ 慣用句で「ネット社会」というけど、あれは本当に『社会』なのかね。とふと思い立って辞書を普通に引いた次第です。はい。