説明調の無駄な台詞とドアスイング

馬脚

劇作家の寺山修司は「どんな言葉でも、舞台に乗せるとそれは詩になる」と言っていた。

チベット高原では目を瞑ってどんな角度でシャッターを切っても絵になる。と言っていた写真家もいたっけ。

野球のバッティングのバレルゾーン

僕の記憶では、漫画「デスノート」(原作:大場つぐみ、作画:小畑健)の中盤あたりから「無理筋の説明調のネーム(セリフ)」が気になるようになった。

それは人によってさまざまな特異点があるだろうけど、今の「インターネット調の文体等」は、この系統の自己模倣になっている気がする。どういうことかというと

①良いアッパースイングと②悪いアッパースイングの違い。

▶ これは通称「ドアスイング」というやつで、②は左の脇が甘くなってバットのヘッドの軌道が遠回りになるから、スイングスピードが遅くなり打球の速度も出ない。

目のつけどころもSHARPじゃなくなる。

竜崎遼児「どぐされ球団」の鳴海

短縮すればいいというものでもないけどね。

季語が少なくなってるんじゃないかな。

世の中に。