孤独なカナリア
▶ 牛丼屋の店長が「海外で成功しようと思ったら、物事をハッキリ目立つように言わなきゃだめよ。」と言っていたが、それはテレビの見苦しいテロップ漬けや、「風刺」に「Satire」とルビを打っただけで早合点して自己満足してるだけにも思えるけどね。
なぜ「風」の字を宛てているかも想像しようとしないでしょう。不粋だよ。ボブ・ディランはともかく。
(Wikipedia引用)
風刺(仏: satire, 英: satire)とは:
社会や人物の欠点や罪悪を遠回しに批判すること。尚、風刺は諷刺の代用表記である。
風刺とは、何らかの実在の対象(たとえば具体的な人物、組織、国家など)の欠点や愚かしさを暴きだす表現手法である。
文章、絵画、劇、映像 等で使われる。
現実を攻撃対象としているということは、風刺は憤り(怒り)に発する(根本動機になっている)ということであり、
その点で、冷静な皮肉、モラリスト風の描写、(パロディーなどの)戯作文学などとは一線を画している(つまり、異なっている)。
だが、憤り(怒り)の直接的な表現である 《呪い》や《悪口》や《抗議》などは風刺とは言えない。
風刺であるためには、批判対象に対して距離をとり、自分の憤りを抑制して表現する必要がある。
この独特な態度(つまり、怒りが表現を行う根本動機となっているが、その怒りを抑制しつつ表現する、という態度)こそが風刺の本質である。
そしてその表現方法は、対象の誇張的変形を伴い、機知を示すことが多い。
北斗の拳 ②
勇者ヒンメルの分散型後継者群の一人「ヴィアベル」/山田鐘人&アベツカサ「葬送のフリーレン」
(Wikipedia引用 )
・風刺としての「アネクドート」の成立
専制的なロシア帝国時代から、ロシアにおいて政治風刺を口にすることは危険なものだと考えられてきた。
旧ソ連時代には、公的に発行されていた風刺雑誌『クロコジール』(『クラカジール』とも。クロコダイルの意。Крокодил、Krokodil)で当時の政治的出来事を風刺することが少なからず認められていたものの、個人でそれを行うことはそのほとんどの時期を通じてやはり非常に際どいものであった。
黒ひげ危機一髪
そうした抑圧的環境にもかかわらず、あるいはむしろそれゆえロシアにおけるユーモアは開放感をもつ文化として、またエリート層に対する対抗と冷やかしの手段として花開くこととなった。
論文集『アネクドート』(1989年)を編纂したアレクサンドル・ベロウーソフによれば、アネクドートという言葉がヨーロッパからロシア語に取り入れられたのは18世紀のことで、
元々は「新しさと面白さで人々の興味を引き、実際に起こったこと、真に歴史的事件とみなされたありとあらゆる“行為”や“出来事”についての報告」という意味に理解されていた。
中国のゼロコロナ政策を風刺したフィギュア
ここからいわゆる歴史アネクドート、すなわち「歴史上の人物や有名な事件についての短い、波乱に富んだ筋を持つ、しばしば滑稽な話」が生まれた。
19世紀頃には歴史性を重視しない「愉快な出来事についての短い話」程度の意味に変わり、機知に富んだ結末を持つ短編小説に近い「風俗アネクドート」が生まれた。
また、従来のアネクドートはもっぱら口承されるものだったが、文学的に加工され記述されることも増え始め、風俗アネクドートの形式に倣って記述される「文学アネクドート」という形式も生まれた。
口承のアネクドートの起源を辿ると、魔術師を巡る神話的な伝説に至り、すなわち伝説が昔話化する過程において、アネクドートの形式が確立されていったのだという。
イケメン&ルッキズムを風刺した勇者ヒンメルの缶バッジ(葬送のフリーレン)