酸性ルッキズムとアルカリ性ルッキズム

映画「泥だらけの純情」三浦友和山口百恵

中学3年生で芸能界デビューして「女の子の一番大切なものをあげる...」「あなたが望むなら何をされてもいい...」と破廉恥極まる歌で人気者になった山口百恵の対称性男子として現れた三浦友和忌野清志郎の同級生でデビュー前のRCサクセションのドラムを叩いたこともある彼との共演映画「泥だらけの純情のタイトル」が、消化しきれない矛盾を抱えた少年時代の「アウフヘーベン・ポイント」だった。「蓮のロータス効果のことじゃね?」とか言わないでさ。学力テストじゃないから。

wikipedia引用

止揚は、「あるものをそのものとしては否定するが、契機として保存し、より高い段階で生かすこと」「矛盾する諸要素を、対立と闘争の過程を通じて発展的に統一すること」という意味を有する。
ドイツ語の aufheben には、廃棄する・否定するという意味と保存する・高めるという二様の意味があり、ヘーゲルはこの言葉を用いて弁証法的発展を説明した(ヘーゲル弁証法)。
古いものが否定されて新しいものが現れる際、古いものが全面的に捨て去られるのでなく、古いものが持っている内容のうち積極的な要素が新しく高い段階として保持される。
このように、弁証法では、否定を発展の契機としてとらえており、のちに弁証法唯物論が登場すると、「否定の否定の法則」あるいは「らせん的発展」として自然や社会・思考の発展の過程で広く作用していると唱えられるようになった。

松原正樹

昭和歌謡70.80年代の弱アルカリ性の「縁の下の力持ち」。コード。響き。

松田聖子

コロナや戦争やインフレに比べれば、「松田聖子の涙は嘘泣きだったのか?!」なんてどうでもいいことにも思えるが、山田邦子横浜銀蝿が「かわいこぶりっこブリブリブリっ子」「カマチンカットで首かしげ」と、ポスト百恵の80年代トップ・アイドル、アルキメデスの第一原因(不動の動者)を残酷なアンチテーゼで批判し、菊池寛創業の週刊文春や木曜日発売の週刊新潮等がこぞって炎上させていたのは、今にして思えば「新型ルッキズムの免疫反応」だったのかもしれない。

松田の代表曲「赤いスイートピー

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