▶ 重訳(wikipedia引用 ①)
重訳とは、A言語→X言語→B言語、という風に、いったん他の言語に翻訳された版を参照し、さらに他の言語へ重ねて翻訳する方法である。
①起点言語であるA言語から②目標言語であるB言語へ直接翻訳を行うことが、何らかの事情により困難な場合に行われる。
N対Nの複数言語間の変換をおこなう場合、いったん軸(ピボット)となる言語に変換し、またそこから多言語へ変換する、いわゆるピボット翻訳を行うことが多い。ピボット言語には通常は英語が用いられる。
宗教書を例にとると、仏典の場合はサンスクリット・パーリ語の版から漢訳し、さらに日本語へ重訳されている。
梵: maitreya(マイトレーヤ)、巴: metteyya(メッテイヤ、メッテッヤ)
▶ 重訳(wikipedia引用 ②)
分野:
グローバリゼーションの進展により多言語間の交流が増大し、それにともなって交わされる文書なども増大しているため、翻訳の重要性は高まっている。
翻訳はその専門分野によって、文学翻訳、産業翻訳、法務翻訳、特許翻訳、医学翻訳、行政翻訳などに分かれる。
翻訳文学が一つのジャンルとして確立しているように、日本では文学翻訳は社会的に高い評価を得ているものの、それは必ずしも経済的な成功を伴ってはいない。
日本国内における2009年度の翻訳売上のうち出版はわずか1%にすぎず、技術やコンピュータ、ビジネス文書といった産業翻訳が約69%、特許翻訳が15%を占め主流となっている。
(Wikipedia引用 ③)
大翻訳時代とも呼ばれるこの翻訳活動を通じて、一度は失われていた古代世界の知識が西ヨーロッパに再び流入し、12世紀ルネサンス、さらにはルネサンスを引き起こすきっかけとなった。
言語自体に影響を与えることもある。この例としては、マルティン・ルターによる聖書のドイツ語訳が挙げられる。
それまでもドイツ語訳聖書は存在したものの、ルターは日常言語を元にした理解しやすい表現を心がけ、出版されたルター聖書はドイツ人に広く読まれてドイツ語そのものにも大きな影響を与えた。
▶ 日本でも翻訳は重要な役割を果たした。
日本は古代以降、隣接する大国である中国の文献を翻訳して摂取し文明レベルを向上させてきた。一部ではサンスクリット語(梵語)も研究された。
1774年の解体新書の翻訳出版を一つのきっかけとして、18世紀後半以降、盛んにヨーロッパの科学文献が翻訳されるようになった。
馬脚
ではまた。