「ロト」は『ドラゴンクエストⅠ』『ドラゴンクエストⅡ』では伝説の勇者の名前として扱われていたが、
時系列上の最初の物語である『ドラゴンクエストⅢ』では「ロト」は名前ではなく称号・二つ名であったことが判明する。
ゲームの画面の一部
『ドラゴンクエストⅢ』では、ゲーム開始時に勇者の名前を付けるところから始まるのだが、ここで「ろと」(もしくは「ロト」)と名付けようとすると「じぶんのなまえをいれてください」と表示され拒否されてしまう。
ルイーダの酒場の登録所で仲間に名づけようとすると、「ろと!?ロトでございますかっ!?これはおそれおおい!」と言われてしまう。
登録所の人の話によれば、「ロトとは神に近き者という意味の言葉」らしい。
(Wikipediaより引用)
ソドム(ヘブライ語:סדום、英語:Sodom)とゴモラ(עמורה、Gomorrah)は、
聖書に登場する都市。
旧約聖書の最初の書物『創世記』において、天からの硫黄と火によって滅ぼされたとされ、後代の預言者たちが言及している部分では、例外なくヤハウェの裁きによる滅びの象徴として用いられている。
また、悪徳や頽廃の代名詞としても知られる。
預言者アブラハムの甥にあたるロトと彼の家族は神の使いによりソドムの街を脱出した。
・罪
ソドムの罪(ホモ・セクシャルときにソドミー)については、諸説ある中で主に他者への不寛容さや同性愛が語られている。
旧約時代からの伝承を受け継いで編纂された新約聖書においても、「ユダの手紙」において
「ソドムやゴモラ、またその周辺の町は、この天使たちと同じく、みだらな行いにふけり、不自然な肉の欲の満足を追い求めたので、永遠の火の刑罰を受け、見せしめにされています 」との記載があり、
ソドムやゴモラが「不自然な肉の欲」によって罰されたことを古代のユダヤ地方が伝承していたことが確認できる。
イスラム教の聖典クルアーンにも町の名前は出てこないものの、ほぼ同じ物語が述べられており、クルアーンにおけるルート(ロト)は預言者として認識されている。
預言者ルート(ロト)に従わなかったために、彼に従ったわずかな仲間を除き滅ぼされた。
その際、神に滅ぼされた他の民(ノアの洪水で滅んだ民や、アード族やサムード族(英語版)など)とは異なり、ルートの民(すなわちソドムの住民)は、
偶像や他の神を崇拝する罪ではなく、男色などの風俗の乱れの罪により滅ぼされた。
神は『創世記』で罪深い都市に怒り滅ぼしたのち、
次の書物『出エジプト記』でモーセに「十戒」を言い渡し、殺人や姦淫を禁じた。
神は「十戒」の中で同性愛への具体的言及はしていないが、『出エジプト記』の次の書物『レビ記』18章は性の規定であり、
神はモーセに近親者を「犯してはならない」こと(18章前半)、「隣の妻と交わり」の禁止(18章20節)、「女と寝るように男と寝てはならない」こと(18章22節)、「獣と交わり」の禁止(18章23節)などを言い渡し、
「あなたがたはこれらのもろもろの事によって身を汚してはならない。
わたしがあなたがたの前から追い払う国々の人は、これらのもろもろの事によって汚れ、その地もまた汚れている。
ゆえに、わたしはその悪のためにこれを罰し、その地もまたその住民を吐き出すのである。」 (18章24節-25節)と警告している。
なお創世記19章と士師記19章には多くの共通点のあることが指摘されている。
預言者エゼキエルの預言や象徴行動を記した異質の預言書エゼキエル書においてもソドム(エルサレムの妹)の罪に関する記述がある。
・ソドムのための執り成し
創世記18章後半部(16節から33節)で、ロトのおじであるアブラハムが、
ソドムとゴモラに関して事前にヤハウェと問答している。
ヤハウェは、ソドムとゴモラの罪が重いという機運が高まっているとして、それを確かめるために降ることをアブラハムに告げた。
アブラハムはそれに応じて、正しい者が50人いるかもしれないのに滅ぼすとは、全くありえない、と進み出て言った。
それに対しヤハウェは、正しい者が50人いたら赦すと言った。
そこでアブラハムは「塵芥(ちりあくた)に過ぎない私ですが」と切り出し、
正しい者が45人しかいないかもしれない、もしかしたら40人しかいない、30人、20人と、正しい者が少なくても赦すようにヤハウェと交渉をした。
最終的に、「正しい者が10人いたら」というヤハウェの言質を取り付けた結果、ロトを救出し、ソドムとゴモラを滅ぼした。
・創世記19章前半部「ソドムの滅亡」主な内容
ヤハウェの使い(天使)2人がソドムにあるロトの家へ訪れ、ロトは使いたちをそれとは知らずにもてなした。
やがてソドムの男たちがロトの家を囲み、「なぶりものにしてやるから」と言って使いたちを出すよう騒いだ。
ロトは2人の使いたちを守るべく、かわりに自分の2人の処女の娘達を差し出そうとしたが、群衆はあくまで男性の使いたちを要求する。
使いたちは、ヤハウェの使いとして町を滅ぼしに来たことをロトに明かし、狼狽するロトに妻と娘とともに逃げるよう促し、町外れへ連れ出した。
ロトがツォアル(ヘブライ語: צוער 英語: Zoara)という町に避難すると、ヤハウェはソドムとゴモラを滅ぼした。
ロトの妻(ヘブライ語: אשת לוט)は禁を犯して後ろを振り向き、塩の柱(ヘブライ語: נציב מלח ネツィヴ・メラー)に変えられた。