出世して、遊びたければ紙で読め。

民自党の伊佐岡幹事長(サンクチュアリ)による池田勇人「所得倍増発言」のオマージュ

鳥山明Dr.スランプ」コミックス全巻セット

▶ 歴史の長きに渡って差別をされている一般的ユダヤ人に「彼らは頭がいい」というイメージがあるのには理由がある。

ディアスポラユダヤ民族が散り散りになって、行く先々でよそ者として扱われ、「土地の所有が認められなかった」ので、彼らは働いて得た資金の大半を「教育につぎ込んだ」からである。

超能力やギフテッドではなくてね。

映画「釣りバカ日誌

アメリカ型の新自由主義を盲信している経営者は「株価こそ経済。売り抜けてこそ勝ち組の証」と、市場の支配力だけが興味の対象に成り下り、「自分は何屋なのか?」のアイデンティティーとアイデンティフィケーションにズレが生じて、満足感を得られずにジャンキーになったりする。

篠山紀信

日本の伝統的な「年功序列・終身雇用制」はたしかに古いが、

「頑張って働いて、出世すれば、篠山紀信先生のようにシャッターを押すだけで粋に優雅に暮らして行ける」

という労働意欲に不可欠な「憧れの力」が息づいていた。

司馬遼太郎坂の上の雲

キャリア官僚に関する推移のグラフ

電子コミックと、紙のコミックと、コミック誌の市場推移

▶ このグラフを縦軸で合計すると、漫画総体の売上は史上最高額らしい。

別に他人がどんな形態で漫画を読もうが勝手なのだが、紙のコミックスや書籍を大量に保有するという事は、それらを収納する大きな部屋と本棚や倉庫が必要になるということで、マンション転がしではなく倉庫や複数の書斎を持てるというのは富裕のステイタスの象徴の筈なんだけどね。

経済関連のスポークスマンは効率と財テクばかりで説明が下手だよな。あるいはわかってないだけなのか。

世界の富と超富裕層の割合

出版分類別売上の推移

▶ おそらく今後もしばらくは「稼ぎ頭(ドル箱)はデジタル出版物に体重を乗せて、紙の媒体は意地で続ける」という我慢比べのバイアス(傾向)だろうけど、上記の「超富裕層の比率」を見ても

「勝ち組は少数」なので、「紙媒体は勝者が読むもの」になるから悲観することはない。

VOGUE JAPAN 2024年4月号は「表4の紙質の点字で秘密を発信している」事がわかるのもごく少数なのだから。

五条みたいに宿儺に殺されない程度にね。

WEDGE」で「ペチコの部屋でウォッカが安い理由」を読んだけど、とても参考になった。