千本ノック
尾田栄一郎「ワンピース」
▶ ということで科学忍法火の鳥の火力を上げよう。
「子どもの貧困対策法」が成立して早10年経つが、改善したという話はあまり聞かない。
それは夢がないからだ。子供は基本的にお小遣い以外のお金は使わないので、未来の展望が暗いという事なんじゃないかな。
映画「人間の証明」
例えば昨日書いた「ラッフルズホテル作戦」を通り一遍の広告マーケティング理論で展開すると、ホテルニューオータニは一流シティホテルなので、ターゲットは富裕層や外国人観光客という退屈な企画になってしまう。
▶ そこに「福祉の概念」を導入すると。
まあ色々あるけど就職活動の「OB訪問」は出身大学のOBを訪ねて会話をするチャンスの事だけど、集英社とタイアップして
「夏休み!麦わら帽子の証明」でワンピースの、ちゃんと肖像権許諾を取ったルフィの絵を貸してもらって「ラウンジでシングルマザーのお母さんとお茶を飲むだけで、将来の人事訪問できるの麦わら帽子証明カードが貰えるよ!」とプレスリリースを送って
童話「わらしべ長者」の話もシェイクすると
ドラマ「明日の食卓」
こういう繊細な状況下にある親子に「一流の世界。富裕層の扉の夢」をストロー1本分でも与えられるじゃない。
長くなるので「サナギ」という事で本題に入ると
マンガの市場規模の推移
コミック(単行本)の販売推移
▶ これらのグラフを読むと、デジタル化によるマンガ週刊誌の浮き沈みの波に比べて、単行本市場は安定して消費されていることがわかる。
生成AIの記号接地問題のイメージ
僕なんかはもう、AI製の仮想グラビアどころか、人間のマンネリ・ルッキズム写真も見る気がしなくなったけど、それは
「心や魂というよりも、表象だけで概念が構造的に無い。と一線引いた」からである。
活字文学だけでなく、新聞記事でも官報でも
「行間を読む」事ができない。
生成AIに行間の知があるように見えるとしたら、それは他者不在の一人よがりの錯覚なのだ。そういうことに決めた。
▶ つまり、同じ記号の情報でも「熱量(エネルギー)が下がる」と言う事。
(ネットから引用)
熱力学的平衡/熱の流れと熱平衡
熱は、高温の物体と低温の物体を接触させたとき、高温の物体は冷え、低温の物体は暖まりますが、このとき熱は、高い温度の物体から低い温度の物体へ移動します。 そして、両者の温度が一緒になり、熱の移動がなくなります。この状態を熱平衡と呼びます。
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▶ 生成AI普及前と普及後では、情報の熱量や質量に誤差が出るんじゃないかな。
伊藤敏博「サヨナラ模様」
♪震えているのは/寒いからじゃないのわかって/あなたから吹いてくる/冷たい風のせいなの...
▶ こういう体感温度は無力な子供や、社会的弱者の方が敏感だ。
だから
これらと同系列の情動で
芥見下々「呪術廻戦」全巻セット(継続中)
価値を保存できるマッス(塊)を欲しがるから単行本の市場が安定しているんじゃないかと思うんだけどね。僕は。
芥見下々は「呪い」というキーワードで「価値のオーラ」を描いている。才能ある。
ヘルパー2級(初任者研修)修了証明書を持ってほほえむ女性
読売新聞の価格据え置き宣言
少年ジャンプの海賊マーク
▶ ジャンプの価格は「子供が少しでも買いやすいように、他誌よりも10円安い設定」という「ブランド・プロミス」がある。今はどうか知らないけど。
「ポリシー」或いは「行間にあるシニフィエ(概念)」が数字に換算できない成長力を担保してきたのかもしれない。
▶ まあいまさらチャットGPTがどれだけ普及しても知らないけどさ。
ラムダッチャさんに言われちゃうぜ(夢邪鬼)