ここでスクリュードライバーをフルで聴く

ストリート・スライダーズ「スクリュー・ドライバー」

「ロックンロールは不良」というイメージがあり、それは確かにそういう面もあるんだけど、今の僕みたいな「八方塞がり四面楚歌の分岐点」の気分の時にこれを聴くと

「なにマジになってんだよ。バックレちまおうぜ」

という免震装置のガス抜きができて楽になる。下手なヒーリング音楽より癒やされる。

それに歌詞を聴くと(このアルバムは特に)実にまともなことを言っている。

ニュートンのゆりかご

脚本家の山田太一が言ってるように、人間は不揃いの林檎で、不揃いの方が面白いというのが昭和アナログ巡恋歌の常識だったが、いつまでたっても恋の矢が意中の人に刺さらなかったり、規格を統一して情報伝達の超効率化をはかるなんてことになると、電車に乗ってても気脈が目詰まりしてる人が紅潮した顔でぶつかってきたりして危ないんだよね。

ホント。

だから今ぼくは「定年退職するまで地味でもいいから無事勤め上げられる路線と車幅感覚」の調律をしてるんですけどね。

スライダーズとかの古いタイプのロックンロールは「パンクではない」泳ぎ方があるでしょ。

のん「PURSUE」は真面目で天然の女の子がパンキッシュになってるからね。それこそ

「歪んだ正義」に相転移する事もある。

だから不揃いの多様性をなくしてはいけないと思うのです。マジでw