岐阜新聞を熟読する少年
▶ 日記・ブログはこの調子で20年近く毎日書いてるけど、情報源はほぼ新聞とネットだけ。週刊誌を導入したのは最近だし、SNSの類は一切やらない。
そうでなければ今頃病院にいるか死んでるんじゃないかな。何故かというと、エントロピーを「乱雑さ」と翻訳するなら、メディアとしては新聞が一番「秩序」があるからね。
本川達雄「人間にとって寿命とはなにか」
縄文時代の平均寿命は、出産等の衛生面や諸事情で20歳未満だった(平均ね)。
生物学者の本川達雄は、人間の寿命が飛躍的に伸びた理由を「外部からのエネルギーで補填したから」と言っている。
では注入したエネルギーの使用済のエントロピーは何処に捨ててきたのか。
それが現代の環境問題の骨法でしょう。
ギュスターヴ・ドレ「言語の混乱/バベルの塔」
Wikipediaより引用 ①
バベルの塔(ヘブライ語: מִּגְדָּ֑ל בָּבֶ֔ל、ラテン文字:Migdal Babel)とは:
旧約聖書の「創世記」中に登場する巨大な塔。神話とする説が支配的だが、一部の研究者は紀元前6世紀のバビロンのマルドゥク神殿に築かれたエ・テメン・アン・キのジッグラト(聖塔)の遺跡と関連づけた説を提唱する。
天にも届く神の領域まで手を伸ばす塔を建設しようとして、崩れてしまった(神に壊された)という故事にちなんで、
空想的で実現不可能な計画の比喩としても用いられる。
五条と宿儺の領域展開(呪術廻戦)
・語源
正確には「バベルの塔」という表現は聖書には現れず、「街とその塔(the city and its tower)」もしくは単に「街(the city)」と表される。
バベル(𒁀𒀊𒅋𒌋)とはアッカド語では「神の門」を表す。
一方聖書によると、ヘブライ語の「balal(ごちゃ混ぜ、混乱)」から来ているとされる。
バベルの塔の物語は旧約聖書の「創世記」11章にあらわれる。そこで語られるのは下記のような記述である。
位置的にはノアの物語のあとでアブラハムの物語の前に置かれている。
映画「メトロポリス」
(旧約聖書の引用)
全ての地は、同じ言葉と同じ言語を用いていた。東の方から移動した人々は、シンアルの地の平原に至り、そこに住みついた。
そして、「さあ、煉瓦を作ろう。火で焼こう」と言い合った。
彼らは石の代わりに煉瓦を、漆喰の代わりにアスファルトを用いた。そして、言った、「さあ、我々の街と塔を作ろう。塔の先が天に届くほどの。あらゆる地に散って、消え去ることのないように、我々の為に名をあげよう」。
主は、人の子らが作ろうとしていた街と塔とを見ようとしてお下りになり、そして仰せられた、
「なるほど、彼らは一つの民で、同じ言葉を話している。この業は彼らの行いの始まりだが、おそらくこのこともやり遂げられないこともあるまい。
それなら、我々は下って、彼らの言葉を乱してやろう。彼らが互いに相手の言葉を理解できなくなるように」。
五条悟が両面宿儺に殺された場面(芥見下々)
主はそこから全ての地に人を散らされたので、彼らは街づくりを取りやめた。その為に、この街はバベルと名付けられた。
主がそこで、全地の言葉を乱し、そこから人を全地に散らされたからである。
— 「創世記」11章1-9節
・解釈
バベルの塔の物語は、「人類が塔をつくり神に挑戦しようとしたので、神は塔を崩した」という解釈が一般に流布している。
しかし『創世記』は、塔を建てるのをやめたとしている。ただし、以下のような文献にはこの解釈に沿った記述がある。
フラウィウス・ヨセフスは『ユダヤ古代誌』にて、バベルの塔の物語を、
人々が大洪水を引き起こした神への復讐のために塔を建て、また神は洪水が人々に知恵を授ける役には立たないと考え、再び引き起こすようなことはしなかったと解釈している。
神にたいし[このような]思いがあった侮辱的な行為に出るよう彼らを煽動したのは、ノーコス(ノア)の子カマス(ハム)の孫で、強壮な体力を誇る鉄面皮人のネブローデース(ニムロデ)だった。
彼は人びとを説得して、彼らの繁栄が神のおかげではなく、彼ら自身の剛勇(アレテー)によることを納得させた。
そして神への畏れから人間を解き放す唯一の方法は、たえず[彼らを]彼自身の力に頼らせることであると考え、しだいに事態(プラグマタ)を専制的な方向へもっていった。
映画「チャップリンの 独裁者」
彼はまた、もし神が再び地を洪水でおおうつもりなら、[そのときには]神に復讐してやると言った。
水が達しないような[高い]塔を建てて、父祖たちの滅亡の復讐をするというのである。
五条悟
人びとは、神にしたがうことは奴隷になることだと考えて、ネブローデースの勧告を熱心に実行し、疲れも忘れて塔の建設に懸命にとりくんだ。そして、人海戦術のおかげで、予想よりも[はるかに]早く塔はそびえたつことになった。
しかもそれは非常に厚く頑丈にできていたので、[むしろ]高さが貧弱に見えるほどだった。素材は焼き煉瓦で、水で流されないようにアスファルトで固められていた。
ところで、神は狂気の沙汰の彼らを見ても、[今度は]彼らを抹殺しようとは考えられなかった。最初の[洪水の]犠牲者たちを破滅に導いても、その体験が子孫たちに知恵を授けることにならなかったからである。
しかし神は、[彼らに]いろいろ異なった言葉(アログロッソイ)をしゃべらせることによって彼らを混乱(スタシス)におとしめられた。言葉が多様になったため、互いの意志が通じなくなってしまったのである。
伏黒恵(呪術廻戦)
なお彼らが塔を建てた場所は、[かつてはすべての人が]理解できた[人間の]最初の言葉に混乱(スユンキュシス)が生じたので、現在バビュローン(バビロン)と呼ばれている。
というのも、ヘブル人は
▶ 混乱[のこと]を、バベルと呼んでいるからである。
さて[洪水から?]助かった祭司たちは、エヌュアリオス・ゼウスの聖なる什器をたずさえて、バビュローニア(バビロン)のセナアル(シナル)へやってきた。— 『ユダヤ古代誌Ⅰ』
・この節の内容の信頼性について検証が求められています。
原初史といわれ、史実性が疑わしいアブラハム以前の創世記の物語の中で、
バベルの塔の物語は、世界にさまざまな言語が存在する理由、を説明するための物語であると考えられている。
同時に「石の代わりに煉瓦を、漆喰の代わりにアスファルトを」用いたという記述から、古代における技術革新について述べ、人類の科学技術の過信、への神の戒めについて語ったという解釈もある。
五条と宿儺
富士山と湖