病識 ②/蛙化現象について

テレビ「帰ってきたあぶない刑事」

ある意味あぶない感じはするね。

このタイトルは「帰ってきたウルトラマン」や「帰ってきたヨッパライ」のオマージュなのだろう。

これがヒントになって、女子高生の

「蛙化現象」にチャレンジしたのだが、彼女達は瀬戸内寂聴瀬戸内晴美)が「恋はね。相手がいるものだから、止めるのは難しい」と言ったり、宮沢賢治の詩にも「恋と病熱」があったり。

「恋愛中や推し活中は、異常な状態で、日常の精神状態や価値観に帰ってくること」なのかな?と

大泉りか「ホス狂い」

思ったのだが、

蛙化現象の街頭インタビュー

ブルース・リーの「考えるな感じろ」

これの変異型なのかな。

まあこういう感覚は昔からあることなのだが

映画「十二人の死にたい子どもたち」

これを今、半分程見終わったのだが、結構面白いんだよね。意外にも。

例えば「呪術廻戦」(芥見下々)の「こじつけの説明調の文体」や「安っぽいジャンプカット(JLG)」等は、「大人の読者として、間引いて読んで、誹謗中傷は避けよう」とサステナブルしてきたのだけど、自分の中に抑圧、切り捨ててきた負の感情(呪い)が、日テレ制作のこの実写シチュエーション・スリラーで「これこれ。この感じ。」と溜飲が下がる。

病識は心の免疫になるから。それでもテレビは引き続き見ないが、なにか食い物を考えよう。