YouTubeの残弾枯渇

テレビの撮影スタジオ

統計データによると、人間が新しい音楽レコードを買ったり、映画館に通いつめてロードショーを見に行くのは、およそ30歳前後までで、そこでその人なりに一式揃うので、あとは仕事の話しが公私ともに中心のテーマになって行く。

それはそれでいいのだが、YouTubeの「キラーコンテンツ仕入れ面」は「懐かしのレア物」が見れるところと「ブロードキャスト・ユアセルフ」の標語通り、趣味の発表会とプロモーションの宣伝ができることだが、YouTube自体は「ただのポータルのペラ1枚」なので、専用のスタジオもないし、作品の生産もしていない。

仕入元のコンテンツ生産者はほとんどが素人なので、スタジオもプロユースの機材もないし、多様なスタッフが集まってくるわけではないので、自己顕示欲がある程度満たされたらあっさりやめて、コンテンツ(番組)を作らなくなる。YouTubeの規模に応じた数の安定した仕入れが先細りになるだろう。現にユーチューバーは激減している。

そりゃそうだ。繰り返しの鑑賞に耐え、笑いと興味の尽きない番組を「装置」もなしに量産できるわけがない。

仮に生成AIが普及しても同じ現象になる。そして世界はアメリカ人の言う事を信じなくなる。カーボン・ニュートラルも暗礁に乗り上げてガソリン車が復活する。

無力感を跳ね返そうと第三次世界大戦が勃発する。THE END.

だから「落ち着いて考えれ」(たそがれ清兵衛)と言ってるんだよ。ずっと。