ドラえもん「デビルカード」
平均より低めの給与明細。
▶ 基本給が25万円で社会保険料が約5万円
左が③社会保険料を源泉徴収で払ってる人で右が④受益している人
④の受益している人も、働いている期間は③の払っている人だったが、貯蓄や投資ではなく世代を跨いだバトンリレー。
年金の種類(介護保険は別途)
健康保険料は別として、制度を支えている雇用現役世代が、現役中に受益することはほぼ無い。▶ 「社会」という感じが満載。
国債費の割合
テレビドラマ「明日の食卓」
この家庭は母子家庭で、学費が無料など④公費の受益者だが、この少年が社会人になったら、世代を跨いだバトンリレーで、次世代の母子家庭の社会保険の財源を払う事になるが、個人の借金を返済するのではなく、制度を支えるために納金をする。恩返しという感覚はあるかな。あるいは別の感情だろうか。
給与明細書
長年介護業界にいる僕らでさえ、個人別の貸借対照表では表せない「社会を維持する互恵関係費用の③と④」がわからない。わかるわけがない。社会福祉の世界は「弱者個別の受益量に対する不公平」を細かく計算したりはしない。そんなことをしたらギスギスした社会環境になる。
勿論、大枠での「受益の限度額と階層の申請と認定」はある。
でもそこに「なんでも自己責任」という価値観はフィットしない。
セイホになったのは自己責任でしょう。不注意に転倒骨折して寝たきりになったのは自己責任でしょう。これを言い出すと社会保険の制度そのものがレゾンデートル(存在理由)を失ってしまう。
柄谷行人の「力と交換様式ABCD」
▶ そういうことをプロパガンダやアジテーションじゃなくて、ある程度納得できるように話してくれる政治家は誰なのだろう。
あるいは文学者や芸能人の仕事なのだろうか。公務員じゃないのに。