会社囚人たちのジャベリン

パノプティコン

最近は何処もかしこも監視カメラだらけで息が詰まるし萎縮する。「音楽と生命」に書いてあっただけでなく、特に量子力学系の実験には「見られることで結果が変化する」という重要な物理理論をご存知なのだろうかと訝しがる時もある。例えば

ちゃんと喫煙可能なスペースでさりげない雑談と社会交流するつかの間の時間は、会社組織が有機的に動く上でも大事なことだと喫煙者はみんな言ってるが、最近の企業はこういう所に盗聴器や監視カメラをつけたりするんだよな。どことは限らずにね。

▶ すると敏感な若者が被害妄想になって「俺最近公安に尾行されてるんすよ」「マジ?オレ内調」「私設警察なんじゃねえの?ロシアみたいな」と自慢気に話す人が増えたので、インテリジェンスに詳しい人がメディアで「公安も内調も君たち介護職員を尾行するような、そんな暇な組織ではない。組織構造はこれこれこうで配属が何人で...」と説明した次の週に打ち切りになってしまった。

そういうのは読んでるんだね。

Wikipediaより引用)

囚人のジレンマではゲームを無期限に繰り返すことで協力の可能性が生まれる(後述)。

囚人のジレンマは、自己の利益を追求する個人の間でいかに協力が可能となるかという社会科学の基本問題であり、経済学、政治学社会学社会心理学倫理学、哲学などの幅広い分野で研究されているほか、自然科学である生物学においても、生物の協力行動を説明するモデルとして活発に研究されている。

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映画「マトリックス・リローデッド

囚人のジレンマ」は、囚人同士が連絡を取れない隔離された環境なのであるが、罪を犯したわけではなく、スマホやチャットGPTなどのハイテク機器を常備していて、事実がどうあれ、ディープフェイクで大衆が喜びそうなバズを拡散できる「ジャベリン」を囚人個々人が持っていると想定する方が無難だと思うけどね。回転寿司で醤油瓶をなめるようなレベルの低いものではなくてさ。

▶ こういう事を書くと、ああなってこうなってそうなる。

それが変わる。おそらくね。