実相寺昭雄「闇への憧れ」
アニメ「デビルマン」のララ
▶ 妖獣ララはデーモン族の魔王ゼノンにタメ口をきける唯一の愛嬌のあるトリックスターで、ピストルでも顔でも物質をぐにゃぐにゃに分解・再生産する特殊能力を持っている。漫画版には登場しないキャラだが、最後は空飛ぶ熔岩のマグドラーのマグマ攻撃によって墓地で焼き殺されてしまった。
まるで火刑に処せられたジャンヌ・ダルクのように。
「デビルマン」の魔将軍ザンニン
▶ 子供の頃にリアルタイムで観ていた時はこいつが怖くてね。造形的なものもあるけど「残忍」という響きが怖かった。
ATG(アート・シアター・ギルド)の映画「無常」監督:実相寺昭雄
▶ 作中で堤真一演じる陰陽師で古本屋の京極堂が「はて。仏教が愛などという執着心を尊ぶでしょうか...」と横溝正史の金田一耕助やコナン・ドイルのシャーロック・ホームズのように呟く場面がある。
「呪い」とは「縛る」ものであり、「解脱」や「祓い」とは「縛りの結び目を解く」ということだからね。
タックスヘイブンのように。
映画「呪術廻戦0」
▶ 芥見下々の呪術廻戦で最も奇妙な事は「主人公が多極化して定まらないのに、特級呪霊などの序列意識が強いこと」である。
たがみよしひさ「軽井沢シンドローム」の相沢耕平と恩田二郎のようにトラディッショナルな序列とファミリーとマインドシェアの構造ではない。
オタク通信によると、五条悟が獄門彊に封印されていた時は「今は禪院真希が最強」とか言ってたし、作中で400年のタイムスリップをして尚トレンディな鹿紫茂一が宿儺を睨んで「お前は最強なのか」という台詞も、若者言葉の「最強」は意味合いが変容している感がある。
呪詞「位相・波羅蜜・光の柱」
「ギャンブルレーサー」の関優勝
彼らの云う「最強」とは「頭テッパン(鉄板)」の変格活用なのかもね。
残酷な天使のテーゼ(命題)とか。
「風魔の小次郎」の竜魔
五条悟と夏油傑
竜魔の「死鏡剣」
チャゲ&飛鳥「SAY YES」
三田寛子「夏の雫」
ブラックジャックの「人面瘡」
ビートルズ「ひとりぼっちのあいつ(NOWHERE MAN)」
♪Eve「廻廻奇譚」
ではまた。