ネット・SNSの領土感覚とマンション管理組合/無意識なき電脳空間

原田真二「シャドーボクサー」

♪知らなかったさいつも女は/天使と悪魔のどちらにもなれると/ぼくの胸の傷跡は/もう消えないよ...

▶ 体力や戦闘能力で優位にある女子プロレスラーが、ネットの誹謗中傷であっけなく自殺してしまったのは、なんちゃって共有スペース&薄っぺらコスモポリタニズムの電脳空間には「B面/es(無意識・アレ)」が欠けているからである。

▶ 人間の三大欲求は「食欲・性欲・睡眠欲」だが、1日の1/3の時間を使って人体と精神が眠りを必要とするのは、ロゴスの論理からはみ出る(当然だが)風さや竹ゆらのピュシス(自然)のバイオロジーと帳尻を合わせる必要があるからで、夜勤仕事がつらいのもその証左である。

▶ 特養の多床室(雑居部屋)は安いので人気がありなかなか空かない。カーテン1枚で仕切られてベッド上で排泄介助等も行う多床室の空気感は、入所したり働いてみないとわからないかもしれないが、不思議なバランスとピークの結界が張り巡らされている。自己組織化理論のように。

百億の昼と千億の夜」(原作:光瀬龍、作画:萩尾望都)のコンパートメント(個室)の項

分譲マンションの専有部分と共有部分と管理組合

ペットを飼ったりタバコを吸いたければ専有部分(購入した自分の部屋)に行けば堂々と好きな事を常識の範囲内でできるわけだけど、公式だろうと非公式だろうとネットのソーシャルメディアの場合は、シンボルグラウンディング問題系で「糸電話」が漏れるからね。

ソーシャルワークのメタファーの糸電話

1対多数のイカ墨の分身やタコ墨の煙幕の心理学の抑圧作用のブーメラン効果が、擬似的な御阿礼(ミアレ)のレセプター(受容体)に

DDOS攻撃理論の五条悟の無量空処みたいに、見えない跳弾が刺さっちゃうんだろうね。

スポーツ選手は特に、辛い練習に耐えるのにストイック(禁欲的)に自分自身を抑圧するマゾヒスティックな側面もあるからさ。

自殺した女子プロレスラーは、演劇的な免疫機構が未熟で脆かったのかもしれない。

「夕鶴の無下限呪術の不可侵(見るなのタブー)」が破れっぱなしだから。悪夢も見れない。だから行動の防衛機制に出てしまう。

▶ この「はてなブログ」は防弾ガラスの置屋の顔見せ部屋に並んで絵手紙を作ったりクロスワードパズルで遊んでるようなものだからまだ我慢できるけど、コメントされたらシカトする訳にもいかないし、逃げるつもりでいますけどね。

管理組合もないし誰も責任を取らないでしょう。フリーの芸人みたいに。

設計を変えれば随分違うとは思うけど。

百億の昼と千億の夜の阿修羅