狗巻棘(呪術廻戦)
狗巻は何故、長文で呪言のコマンドを出さないのだろう。
パソコンのエンターキー
故加藤智大が死刑待機中に「僕はトリガーではなく、弾丸の方なんです」と新聞記者に語ったのは驚いたが、SFFCのスプリッティング(分裂)で、被害者のステイタスを取ろうとしたのかもね。
五条悟
▶ 速度の作家、村上龍は登場人物をドラマチックに殺すのが下手で、上記ではキクの兄貴分の(呪術では五条のポジションの)「ガゼル」をナラティブ無しの事後報告のベタ記事で死亡させてるし、愛と幻想のスズハラトウジの相棒のゼロも同様。
キクとハシの育ての母親に関しては、田舎から上京して入店したピアノラウンジ・レストランで「牧場の朝をお願いします」とリクエストした数日後に転倒して急性硬膜下血腫であっさり死亡している。
こんな感じの唐突。
▼こいつの影響なのかな
▶ そのセッカチな村上龍にも、キクが秋葉原のような群衆の中でライアット銃を振り回している時に、産みの母親が立ちはだかって
「やめなさい!キク!やめなさい!」と叫ぶ場面がある。
情動の流れに支配されていたキクはほんの少しの正気が取り付く島ができ、
「やめる?何を、何をやめればいいんだ!」と自分をコインロッカーに捨てた母親の顔面に発砲して逮捕されてしまった。
キクに「ダチュラ」という呪詞を教えたのはガゼルだが、防衛機制のベーシックの「抑圧」の代名詞だったのかもしれない。
漫画「デスノート」
▶ 中沢新一が「1/2の神話」で「まわりくどい山言葉の対称にあるのは、ショートカットによる笑い」と言っていたが、なるほどと思う。
介護保険の認定調査票の4群にも
「独り言、独り笑いの有無」
というチェック項目があるけど、最近は電車の中でニヤニヤしたり何か言ってるやつが増えたけどノーマライゼーションされつつあるもんな。マトモじゃないと思うけど。
筒井康隆「笑うな」
狗巻棘の呪言
乙骨憂太のコピー術式
サム・アルトマン
介護のスピーチロック(拘束)
五条悟
パソコンのエンターキー
▶ 狗巻棘の術式展開「呪言」は、抑圧されたesを、超自我のステータスに昇華して命令を下す点にある。
SNSの誹謗中傷が刺さるのは、超自我(神)の化けを纏った貧弱な相手の実相とのギャップの差が激しいからである。
五条悟と漏瑚(呪術廻戦)