SFFC/気が狂う瞬間

SFFB(スプリット・フィンガー・ファスト・ボール)

SFFC(スプリット・クレイジー)は僕の造語。

スマホをタップする指を食い続けて、同居していた宿儺が他人(伏黒恵)に「転移」した時の虎杖悠仁

フィクションのビデオ映像から物理現実に這い出して来る貞子/映画「リング」

グリム童話「髪長姫/ラプンツェル

▶ ケアマネジャーの立場でアセスメント(評価)をするなら「ネグレクト(介護放棄)」と「5種類の虐待」を疑うけどね。

ハリウッド版の「リング」は蜘蛛を連想させる「奇形」の不気味さはあるけど、即物的で呪いのタイプが違う。

中国雑技団の曲芸

アメリカ人やキリスト教圏で育った人が

映画「エクソシスト」のこの場面にビックリする気持ちは理解できる。

フランケンシュタイン」同様に誤解が多いが、あれはオブジェクトであってフランケンシュタインはアレを創造した博士の名前。

エクソシストは名称に「クソ」がつくので、日本人はこの可哀想な少女がベッド上で失禁して顔を背けている事と勘違いと忌避をしている人もいるが、教会牧師の「除霊師(Exodusを行うシャーマン)」の事。

エンディングでは除霊師が悪霊を自分に「転移」させた後、交通事故で死んでしまう。

PASSION(受難)のミトロジー

一神教では神の二面性は認められていないからね。「対立者にとっての神は、悪魔」にスプリッティング(分裂)してしまう。

映画「エンジェル・ダスト」の特務の心理捜査官役の南果歩も、資料を読み、犯罪現場に赴いて、シニフィエ側から犯人の意識やエスを自分に憑依させて事件を探って行く。

南の元精神学科先輩の阿久役の若松武も、新興宗教に洗脳されていた犯人の治療の「逆洗脳」の場面で「架空の幸せな家庭の物語を何度も刷り込む事で洗脳を解除する」という荒っぽい手法を用いている。

樹木希林

上記の元ネタ(ミレーの絵)

Wikipediaより再引用)

▶ 理想化(idealization)と脱価値化(devaluation, 切り下げ)とは:

共に精神分析学で用いられる用語である。
人は、困難な感情を統合することができない時、その耐え難い状況の認識を克服するためにスプリッティング(分裂)という防衛機制が動員される。

スプリッティングは出来事や人物を、完全な善か悪かのいずれかとして捉えるものである。

対象をすべて良いものと捉えられたときには、原始的理想化(primitive idealization)が発生する。

これは対象をスプリッティングし、一方を過度に誇大視して「理想化」することである。

分裂されたもう一方は「脱価値化」を伴う。

「高次の理想化」は、対象の悪い部分を見ないようにすることで自分の攻撃性を否認し、それに伴う罪悪感を取り去るのに対し、

「原始的理想化」は、対象の悪い部分に破壊されないようにその部分を認識しないようにする。

対象をすべて悪いものと捉えられたときには脱価値化(devaluation)が起こる。

芥川龍之介杜子春

▶ 理想化していた万能的期待が満たされない時に、直ちに価値のないものとして過小評価すること(切り下げ)。

価値を下げる意味としては、期待に応えない相手に対しての報復という目的と、
怒りを向けた相手が後に自分を脅かすであろうと予測されるので、
予想される相手のその能力を弱める意味がある。

児童の発達においては、理想化と脱価値化は非常に正常なものである。

子供は幼児期において、人間というものは、良い構成要素と悪い構成要素の両方を含む、複雑な構造を成していることを学ぶ。

この発達段階が中断された場合(たとえば幼児期の精神的外傷など)、こういった防御機構は成人期まで持続することがある。

ホームレスが100円ライターで放火する場面が印象的な、島田雅彦「悪貨」

ロバート・デ・ニーロとコッポラの映画「フランケンシュタイン

♪なとり「ターミナル」