キャンディーズ「その気にさせないで」
映画「ザ・フライ」
スージー・クワトロ
(Wikipediaより引用)
▶ 理想化(idealization)と脱価値化(devaluation, 切り下げ)とは:
共に精神分析学で用いられる用語である。
人は、困難な感情を統合することができない時、その耐え難い状況の認識を克服するためにスプリッティング(分裂)という防衛機制が動員される。
UA「アメトラ」
▶ スプリッティングは出来事や人物を、完全な善か悪かのいずれかとして捉えるものである。
対象をすべて良いものと捉えられたときには、原始的理想化(primitive idealization)が発生する。
馬
▶ これは対象をスプリッティングし、一方を過度に誇大視して「理想化」することである。
鹿
▶ 分裂されたもう一方は「脱価値化」を伴う。
▶ 「高次の理想化」は、対象の悪い部分を見ないようにすることで自分の攻撃性を否認し、それに伴う罪悪感を取り去るのに対し、
「原始的理想化」は、対象の悪い部分に破壊されないようにその部分を認識しないようにする。
対象をすべて悪いものと捉えられたときには脱価値化(devaluation)が起こる。
映画「ザ・フライ」
▶ 理想化していた万能的期待が満たされない時に、直ちに価値のないものとして過小評価すること(切り下げ)。
価値を下げる意味としては、期待に応えない相手に対しての報復という目的と、
怒りを向けた相手が後に自分を脅かすであろうと予測されるので、
予想される相手のその能力を弱める意味がある。
珠世の怨霊(鬼滅の刃)
▶ 児童の発達においては、理想化と脱価値化は非常に正常なものである。
子供は幼児期において、人間というものは、良い構成要素と悪い構成要素の両方を含む、複雑な構造を成していることを学ぶ。
両面宿儺(呪術廻戦)
▶ この発達段階が中断された場合(たとえば幼児期の精神的外傷など)、こういった防御機構は成人期まで持続することがある。
映画「八つ墓村」
シベリアの呪術師(シャーマン)