陰謀論の常連さんのロスチャイルド(ロートシルト)財閥や、イルミナティやディープステートなどの話は、本も何冊か読んだけどどうも「話半分。マユツバ」なんだよね。
例えばスエズ運河の話とか第一次世界大戦の高橋是清の戦時国債の
ジェイコブ・シフ
この人はマイヤー・アムシェル・ロスチャイルドと同じ建物に住んでいたらしいので、要は代理人(エージェント)として日本に金を貸してくれて、日本は戦争を続けられた訳でしょう。
こういうのがWEBで出まくってる時代だから、みんな知ってるだろうけど。
エドモン・ド・ロチルド男爵(19世紀)パリの銀行家。
イスラエルの建国に多大な尽力と出資をしたのがこの人らしい。
「ニューヨークはジュー(ユダヤ人)ヨーク」と皮肉られるように、アメリカ合衆国がロスチャイルド家やロックフェラー家等に気を使ってるのはわかるんだけどさ。
書評家で信頼を置いている橋爪大三郎が「フリーメイソンリーの本を色々探したが、製本されてるのがこれ1冊しかなかった」と書いていたので早速買ってみたが、どうもピンとこない(面白くない)。
フォーブスの世界長者番付 2023年(日経新聞)
まあ色々と読んでいると、世界一の投資会社は「ブラックロック社」とか、中国共産党の上層部の名前が載ってないとか。
ロスチャイルド系金融機関と取引していた知人に
「そんな恐い所行って大丈夫?」
と聞くと、
「別に。普通の会社だよ。」
と言ってたし、今はプライベート・バンクが中心で、産業革命で線路を延々と引いて行ったり、昔の全盛期の支配力ではない。とも読んだ。フォーブスの高額納税者に載るような資産の形態ではなくて、国家機関や企業の運営に株主として資産を変換しているのであれば、膨大な数の従業員も抱えてる筈だし、ルイ14世やネコ2世(エジプト)の時代の、絶対王政の強権は抑制されている訳でしょう。
富豪のライバル、市場の潮流だってあるだろうし。
視点を変えて、長者番付のニューフェイスのイーロン・マスクや、賃貸マンションで財を成したドナルド・トランプの発言や立ち振舞を外国である(属国ではない)日本から見ていると、中沢新一が「イコノソフィア」で書いていた「神話の世界の去勢されざる王」のように見える時がある。
米国民主党の大統領候補者がカマラ・ハリス(59歳)にチェンジして若返ったら、男の嫉妬で「演説を聞いてた群衆はAI製のフェイクだ!」とか、「司法省に賠償金を10億ドル請求する」とか「FRBに介入する」とかさ。
「意に沿わない事があると攻撃する」のは「神話の王の特権」であって、アメリカは「民主主義国家のリーダーを標榜」して、ロシアや中国と対立して経済圏を分離しようとしてるんじゃないの?
ドナルド・トランプが人形なのだとしたら、「トランプ陣営」というのはどういう組織構造になってるのかも不思議になる。
彼がレームダックしている時に、ジョージ・ブッシュ2世?がメディアに出てきて
「俺はあいつが嫌いだ!」と言ってたじゃないですか。
アレン・ダレス(元CIA長官)
日本の部分的な制空権や実効支配の礎を作ったのは、この人が頭の良いやり方をしたからだと本で読んだが、秘密主義だったCIAも、ロシアのクリミア半島制圧の反省を踏まえて、現役のバーンズCIA長官が「オープン・インテリジェンス」に方向転換して、「信頼性の高い情報を広報する事で、国際的な信用を獲得して勝利に導く」という戦術に変わったのだとウクライナ戦争の報道で知ったけど、生成AI問題だけではなくて、日に日に疑心暗鬼が募っていくのは何故なんでしょうね。
日本の新聞社は穏健で口が固いから、ここ20年程の日記で、情報のインプット源にしているのが、SNSや考える間もなくハイペースで進行するテレビ他だったら、僕はとっくに死んでるだろうな。と思うのはその辺ですね。
葬送のフリーレン
小銭を貯めて遊ぶ子供
我々日本の庶民は、さほど贅沢な暮らしや自由を求めてる訳じゃないじゃないですか。
五条悟(呪術廻戦)