石油と鯨とバッファロー

映画「ダンス・ウィズ・ウルブス」

テリー・イーグルトン「文学とは何か」

同 「イデオロギーとは何か」

同 「文化とは何か」

同 「悪とは何か」

テリー・イーグルトン

随分昔の事だけど、定年退職したベテラン商社マンに雑談で教えてもらった事がある。

「無駄のないものが二つある。何だと思う?」「さあ...わかりません。」「石油と鯨なんだよ。」「へえ...」

上記のイーグルトンは書評でしか読んでないけどね。手掛かりにはなる。

「メディア・芸術論」に関してはアンディ・ウォーホル

マーシャル・マクルーハン

倍速視聴しておくのはポストモダン世代の身だしなみ(ドレスコード)。

車田正美風魔の小次郎」1982年

バッファローの毛皮だけ」「クジラの油だけ」が目当てで「乱獲」した結果はご承知の通りで、戦後の学校給食の脱脂粉乳コッペパン、そしてクジラの竜田揚げがご馳走だった、クジラとともに命をつないできた日本の食文化なのに、クジラを食せなくなって久しい。「ゴジラ」のネーミングだって「ゴリラとクジラの合成語」なのに。それでいて最近は「昆虫食の奨励」とか言う。日本はイナゴの佃煮を食べる文化があるけど、国際会議で高いスーツを着て昆虫食を勧めている人達本人はどうせ食べないんでしょう。

石油や石炭などの化石燃料だって、何百万年もかけて生成された燃料を、ほんの百余年で環境と生態系が耐えられない程「浪費、無駄遣い」してしまった。

僕がチャットGPTなどの「金属機械の生成AI」を目くじらを立てて批判しているのは、上記のような理由による。

漫画「ど根性ガエル」の町田先生みたいに「売文業生活50年のこの俺が...」と言っていた人は、執筆や編集の仕事に、ある種の後ろめたさを感じながらも「善の知性主義」と信じて日夜活字と格闘しているわけでしょう。

だから僕も「悪の知性主義の生成AI」を看過できない。

♪通り過ぎるなんてできないわ...(桑江知子