芸の資金運用

将棋連盟の総本山。将棋会館

谷川浩司

谷川浩司がつい先日「みんなで寄ってたかって藤井聡太を強くしている!」とランボーもビックリのエリ・エリ・レマ・サバクタニの朗読をしたのは、何か考えがあっての事に違いない。布石。棋士だからね。

宮城聰

SPAC/静岡県舞台芸術センター

二人一役の人間浄瑠璃スタイルの「ク・ナウカ」や一人芝居の「ミヤギサトシショー」で名を上げた宮城聰は東京大学美学科を中退。学費も安いのにもったいないと誰もが言うが「ぼくは芸術家だから学歴は関係ないもん」と範を示していた。

鈴木忠志の後継の一人として劇場の運営もするようになったが「ビジネス寄りのプロデューサーではなく、創り手側のアーティストや職人側が運用できる予算枠があるのが、SPACが画期的で魅力のあるところ」と言っていた。

谷川浩司がとんな社会的投了図を読み込んでいるのかはわからないが、羽生善治と組むとか何か工夫をして、現役棋士にも資金運用の一定額を預ければ、この国は倍速で好循環に向けたベクトルと軌道になると思うけどね。

世界で最もAIに近い一群の頭脳なんだからさ。