Perfumeは何故、THEを付けないのか

Parfume「LEVEL 3」

THE  ALFEE「メリーアン」

THEE  MICHELLE GUN ELEPHANT「スモーキン・ビリー」

ZOMBIE  LOLITA

▶ このバンドの人が以前「相撲の土俵に女が上がれないように、女子トイレに男は入ってはいけない。なぜなら其処は超巨大な宇宙のレズビアン空間のような場所だから」と言っていた。

そこで思い出したのが

ジャック・ラカン(哲学者・精神分析家)

この人が「THE  WOMAN」のTHE に打ち消しの✕を付けたデザイン(象形文字)で「WOMAN」と書いたという話を、

中沢新一「女は存在しない」

この本で間接的に知った。

▶ THEという定冠詞は「特定する時に付ける」と辞書にあるので、THE  Perfumeや、ザ・キャンディーズだと「可愛くない」からだろうか。

逆に男のバンドは何故、ALFEEのように途中からTHEを付けたがるのか。

▶ ゾンロリ(ZOMBIE  LOLITA)が言っていた「女子トイレ」は芸風からくるスラングだけど、「聖域」という意味でしょう。

ミシェル・ンデゲオチェロ「ピース・ビヨンド・パッション」

このアルバムを聴くと、黒人霊歌独特の宗教観を30分で実感できる。

1曲目は THE WOMB(THE  子宮)で

2曲目の THE WAYの歌詞のアタマがいきなりジーザスで

6曲目のMary Magdalene(マグダラのマリアのことかな。抽象的な)で「溶ける」「昇華する」アレンジが素晴らしい。

「溶質」が「溶媒」に「溶ける。solution」

▶ おそらくこの「万物が混ざる感じ」と「特定の定冠詞のTHE」に、西田幾多郎のいう「絶対矛盾的自己同一」の謎があると、

ジャック・ラカンは分析したのかもしれない。

人体の認識機構による「個別化」と「一体感」のパラドックス

家族構造の「境界」(家族の一般システム理論 ▶ アセスメントで利用)

レジリエンス(心理学用語)