ビジネス・ニュートラル・ゾーン/大量生産大量消費の正体見たり。

▶ さくら先生(錯乱坊/チェリーの姪)は友引高校(うる星やつら)の保健室に常勤している呪術師(メディシンマン)

どんな会社・職場にも、周りは激務で忙しいのに、暇で平和な場所・部署がある。

歯磨きで硬直した顔面の筋肉をほぐし、笑顔の賦活と保清をしている人のイメージ。

「ハミガキ休憩(たばこを吸わない人用)」

介護業界には細分化された持ち場があるが、ケアマネジャーが居る「居宅介護支援事業所」は施設の中にあっても暇そうに見える。

これは「ケアマネは現場の作業を基本的にはしてはいけない」というルールがあるからで、ケアマネが動く時は緊急案件の場合。

複数のケアチームの蝶番が動きっぱなしだとチームケアが乱れるからね。

モニタリングの訪問等のスケジュールも自分で組めるので、地縛霊のように一箇所に固定で働く職員や、賃金の高い施設長等でもケアマネに憧れるのは、自由で暇そうに見えるからである。

だから、敷居を低くしておけば内部外部問わず色んな人が「避暑」にきて情報を届けてくれる。

ケアマネも本当は忙しいのだが、ビジネスルッキズムでキリキリしてると内部と外部に限らず人が寄り付かない。

一匹狼(ローンウルフ)型の仕事ができるので、直属の管理者と社風等の選択さえ間違わなければ、利用者の個性はともかく、仕事の内容はどこに行ってもさほど変わらない。

友引高校のさくら先生

ハミガキ休憩のイメージ

▶ キスが気持ちいいのは、口腔内に性感帯があるから。人間の三大欲求の食欲と性欲のセンサーが口の中にあるので、できれば座ってじっくりとハミガキ&歯肉のマッサージをするのは精神衛生上の即効性があるんだけどね。その重要性が社会に認識されていない。

猫や猿の毛繕い等の「グルーミング」は動物にとって必要な事なのだが、世の中では最近、「ストーカー(危険領域にいる人)」と同列の文脈で「グルーミング」を変態行為の言葉として使ってるから桜小路君に馬鹿にされるんだよ。

カエル

ケインズのいう「アニマルスピリット」やアダム・スミスの「神の見えざる手」の象徴化にしては雑だけど。

▶ 大量生産大量消費型の過酷で無駄の多い仕事習慣のゲームチェンジャーとして、誰かこういうのが得意な人が作ってくれるのを期待して、前述の引用を補助線として再掲出してみる。

週刊文春 2023.8.17・24号

この週刊誌で「パンタレイ  パングロス」(福岡伸一)の連載を発見した。

以下引用

▶ 「種の保存」という大目的の前では、個々のいのち(人間に限らず)は、種を存続するための道具(ツール)でしかない。

この厳然たる掟に対し、ヒトだけが反旗を翻した。

種の保存よりも、個の生命の方が大切だ。個が尊重され、個の幸せに価値がある。個は必ずしも種の保存のために働かなくてもよい。あるいは、種の保存に寄与できなくてもいい。個は遺伝子の命令から自由に生きていい。そこに罪も罰もない。

そのことを発見したのがヒトという生物なのである。どうしてこんなことが発見できたのか。

▶ それは知性の本体が言語だから。言語能力が、遺伝子の命令、種の保存、そして個の自由、ひいては基本的人権といった概念に名前をつけたのだ。

その瞬間、それぞれの概念は実体化し、同時に、相対化された。

言語(ロゴス)が、混沌としていた自然(ピュシス)を切断し、分別し、支配した。

その時以来、ヒトは他の生物と袂を分かち、特別な生物たり得るようになった。

ラムダッチャさん

うる星やつら2024のティーザー広告なのかな。宮崎駿式の新潮流ですな)