「品あるいは商品」の匿名化

▶ 限界のないものが二つある。 女が綺麗になる事と、それを利用する事。(ジャンヌ・モローアンヌ・パリロー/映画:ニキータ

釈迢空折口信夫

▶ 画像を引用できるのは便利で速いが、物語への没入感と血肉になる感覚は、活字のみの方が深いのは不思議。この日記も1/3程はオフラインのワードで書いてたし。

日本の広告費の媒体別の推移

▶ 介護や医療だけでも合わせると数十兆円の規模になるので、世の中をお騒がせしている「コンテンツ無料(Googleもね)の広告依存型ビジネスモデルのパイ」は意外と少ない。インフラまで食い込んだシステムは別としてもね。

ジョルジュ・バタイユ「呪われた部分/全般的経済学試論/蕩尽」

換骨奪胎やデコンストラクションというには稚拙でおこがましいが、僕の読書法は、好奇心のある言葉に出逢うとそこから我流で勝手に続きを作ってしまう。♪キッカケぐらいはコッチで作ってあげる/いわゆる普通の十七歳だわジャージャジャジャージャジャジャジャジャジャージャジャジャ(中森明菜「少女A」)のノリで。

精神医学で双極性障害躁うつ病)の躁病の研究の出版物があまりに少ないように、「消費とポトラッチ(過剰な贈与)」にフォーカスした入口をバタイユが書いていたというだけで想像が膨らむ。

例えばポトラッチを現代の経済現象に代入すると

TOB敵対的買収)とか。

映画「戦国自衛隊

この作品にしても肝である「兵站・補給」からコミカルに

ジョニー・B・グッドを弾くマイケル・J・フォックス

映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」とブリコラージュすると、貨幣経済や広告の切り口で、戦国時代のナラティブを空想することもできるでしょう。

広告や経営コンサルタントを職業にしている人は、こういう右肩上がりのグラフを企画書に載せて「未来予測の防衛機制」で「これからはチャットGPTですよ社長」と口八丁手八丁でプレゼンテーションするものだけど、「素人が情報の偽札を愉快犯やTOB系のばら撒きができる環境」でもあるので、PARCOやVOGUEスタイルの広告表現に魅せられた僕としては

「リスクの方が大きいんじゃないの?ブランドや信用にとって」と思ってしまう。

それが悪化してくると「この人たちが宣伝しているプロダクト(商品)の本質は一体何なのだろう。」

匿名化していく経済哲学の壁にぶち当たる。

♪グローヴァー・ワシントン・ジュニア&ビル・ウィザース「JUST THE TWO OF US

ではまた。