勅使川原三郎「BONE IN PAGES」
▶ このダンス公演のパンフレットに
「空気は常に新しい。古書の中に眠っている時間を現在空間に解き放つ」
とあった。これは舞台芸術でしかできない。
ただし関係者に制作秘話を聞くと、舞台装置としてびっしり並べられた古書は、綺麗に広げても紙が崩れないように、1頁ずつ洗濯糊でピンと張るように半年以上かけてスタッフがコツコツ地道に作ったもので、舞台で雪を降らすのもそうなんだけど、それを惜しげもなく湯水のように?振り撒きながらパフォーマンスに同化させていくのが「生の舞台の超贅沢」なのである。1回性の美。
教育目的で見せるなら、そういうナラティブは事前にアナウンスしないと、わかるかな?という方が無理で、説明不足の愚である。
藤井聡太名人が直筆で揮毫した「温故知新」の色紙
▶ 昨日埼玉県の奥地をぶらり旅していて思ったのは、イノベーションとは広義には「新機軸」という意味で、稲作の導入や火を使って料理するのと地続きの概念で、メディアや経営者がよく使うのは「テクニカル・イノベーション」なんだよね。
▶ 介護の世界の「住み慣れた地域と自宅で自立した生活をする」というケアプランの定番のニーズをデコンストラクションすると、他人の世話がないと暮らしていけない要介護者の気持ちや、育ててもらった恩があるし介護してあげたいけど、経済的な問題やヤングケアラーや子育てなど両立が困難になって、世帯分離をして親だけを生活保護の申請をして施設入所を促すしかないようなヘビーな状況と、
インターネットのSNSやチャットGPT等生成AIやクラウド・コンピューティングの最新の話題との共通点が多々ある事を感じた。
例えば
ツイッターの買収と社名(ブランド名)の変更。
SNSの場合は生活保護を申請しなくても、他のSNSに住所地変更(アカウントの登録先変更)するのは容易だけど、エックスの残存利用者の声をつらつら読んでいると、上記の介護のケアプランの
「住み慣れた地域と自宅で自立した生活をする」
と似ている事に気づく。
「引っ越ししようかとも思うんだけど、使い慣れてるし、ネット上で培った人間関係や社会交流もあるし...」
VOGUE JAPAN
▶ VOGUEに出稿しているようなブランドなら、こういう非線形の強行的なブランド&デザインチェンジはしないと思うけどね。
Domani
▶ 日本のユーザーの場合は、俵万智が
「言の葉を ついと咥(くわ)えて 飛んでゆく 小さき青き鳥を忘れず」
「このままで いいのに異論は 届かない マスクの下に唇をかむ」
投稿の文末には「寂しいね…」の言葉を添えた。(引用)
▶ 「女のニヒリズム」で我慢して、表札を見て見ぬふりして利用を続けるのかもしれないけどね。
杏里「思いきりアメリカン」
♪終われない彼と寝てる...
映画「チャップリンの独裁者」
▶ 「たかが野球。されど野球」というけどね。
そのうちこういう目で邪視されちゃうぜ。
それでいいの? 旦那さん。