政治のスポークスマンとスピーカーの違い/ルッキズムで借りてきただけの言葉

平松伸二「ブラック・エンジェルズ」でスポークを抜く雪藤洋士

▶ 作者の平松は「僕の中では、作品を将棋に喩えると、‘’ドーベルマン刑事が‘’金将‘’でブラック・エンジェルズは‘’銀将‘’なのですが...」というような事を言っていた。

ドーベルマン刑事」の加納錠治とニュースーパー・ブラックホーク(44マグナム)

剣崎順の「ギャラクティカ・マグナム」/車田正美リングにかけろ

車田先生が受肉したのは

「ドゴーン!」

という44マグナムのオノマトペ/効果音が優位であり、「権力の象徴としての拳銃」よりも、レゾネの出自を明らかにする落款印として、あえてパンチ名に残したのだと思う。

リスペクト(敬意)を込めて。その証拠に左のギャラクティカ・ファントムにはオノマトペテトラグラマトン、効果音が無い。

剣崎VSテーセウス戦(多神教ギリシャ十二神の柱)の「ギャラクティカ・ファントム」

映画「ルーツ」のクンタ・キンテ

映画「ダーティー・ハリー」のクリント・イーストウッド(声優は山田康雄)と「44マグナム」

ストリート・スライダーズのハリー(村越弘明)/ジャケ写の向かって右下

ピンクレディー「カメレオン・アーミー」

▶ それではタイトルの本題に突入しましょう。

小池百合子都知事の推移

小池百合子は多様性や適応の素早さで権力の階段を登って来たのだが、マルクスに影響を与えたヘーゲル哲学の「アウフヘーベン」に手を出したり、コロナのオーバーシュートとかステイホームとか、チャットGPTみたいな借りてきた言葉をルッキズムで使うからお里が知れるんだよ。

▶ 美人でオシャレなんだから、自分の好きなジャンル。自分が滔々と語れる言葉でスピークすればよかったのに。

「クラッシュ」とか「バランス」(モード用語)とか。

VOGUE JAPAN 2024.3月号

クラッシュという専門用語はVOGUEで知った。ありがたい。

▶ 因みに、冒頭の雪藤洋士が、火薬を使った飛び道具を使用しないのは、

さいとうたかを仕掛人  藤枝梅安」/原作:池波正太郎

本来は鍼灸師の「ホワイト・シャーマン」の藤枝梅安へのリスペクトらしい。

▶ 自分が感情移入できる言葉で話せば、マスコミが勝手に翻訳してくれるんだから。

借りてきた言葉じゃ説明できなくて、記憶喪失か認知症になって責任逃れをするしかないのは自明の理でしょう。

下手でもいいから、ファクトの言葉の方が強いし、好意を持たれると思うけどね。