▶ 木下さんが以前、「権力というものは、国際的なクーデターなどを分析してもわかるように、政権を獲るとまず最初に、教育とメディアを押さえる特徴がある」と言っていた。
子供は洗脳しやすいし(宗教二世を見よ)、メディアはプロパガンダで使えるからね。
▶ 五条がテレビを意図的に見ないのは、ジャニーズ問題に顕著なように、テレビの方が権力や暴力に侵食されて濁っているからである。
朧(スプリガン)
雪藤洋士(ブラック・エンジェルズ)
▶ それでは「寿限無長介」前半戦行ってみよー!
カーズ
ジェット・リンク(サイボーグ002)
(雑誌 東洋経済 コロナ2019関連より引用)
▶ 国家は「巨大な身体」である
他方、4月に始まった緊急事態宣言は、5月末の期限を待つことなく、全国の大部分で解除されました。
これから世界で起きること、すでに起こっているにもかかわらず、日本ではまだ認識が薄いテーマを、気鋭の論客が読み解き、議論します。
感染症対策を考えるうえで、重要な意味を持つにもかかわらず、見過ごされやすい概念があります。
ずばり、「ボディ・ポリティック」。
普通は「国民」、あるいは「国家」などと訳される言葉ですが、直訳すれば「政治的身体」です。
L'Arc~en~Cielのハイド
この概念には、面白い歴史がある。
中世ヨーロッパでは、王は2つの身体を持っているという発想がありました。
①1つは王自身の肉体で、これは「自然的身体(ボディ・ナチュラル)」と呼ばれます。
②もう1つが、「政治的身体」ことボディ・ポリティック。
政治的身体は、目に見えないものの、政府と政策から成り立ち、人々を導いて経世済民を達成するものと位置づけられます。
王の自然的身体は、そのような政治的身体を象徴的に具現化したものと見なされました。
ジンメン①
この段階のボディ・ポリティックには、王の支配下にある人々、つまり国民が含まれていなかったようですが、主権国家の概念が出来上がるにつれ、彼らも政治的身体の一部ということになってゆく。
ジンメン②
「国」「国民」を意味する「ネイション」が、「出産」「出生」を意味するラテン語「natalis」を語源としていることを考えても、必然のなりゆきでしょう。
国民とは同じボディ・ポリティックから生まれた者同士にほかならず、だからこそ「同胞」(これは本来、兄弟姉妹を意味しています)なのです。
何やら抽象的・観念的なように思われるかもしれませんが、そんなことはありません。
♪戸締まり用心火の用心のコマーシャル
日本国憲法の第一条には、こう記されています。
▶「天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であつて、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く。」
天皇の身体は、日本という国のみならず、日本国民の統合までを象徴的に表している。
ボディ・ポリティックの発想が盛り込まれているのは明らかでしょう。
▶ 1651年に刊行されたトマス・ホッブスの著書『リヴァイアサン』の表紙には、
剣と笏(しゃく)を持った巨大な君主が、国土を睥睨(へいげい:辺りをにらみつけて勢いを示すこと)するさまが描かれていますが、
君主の身体は、よく見ると無数の人々によって成り立っています。
TOTO「宇宙の騎士」
▶ 現在の天皇に政治的権力はありませんが、天皇が国民の統合を象徴するという憲法の規定は、『リヴァイアサン』に描かれた君主の姿から、そうかけ離れたものではありません。
つまりわれわれも、自分自身の自然的身体を持つと同時に、「日本(国民)」という政治的身体の一部をなしている。
国民であるかぎり、誰の身体にも二重性が備わっているのです。
アンビシャス・ラバーズ「GREED」
▶ 2つの身体を病から守れ
国家や社会について論じるとき、人はしばしば、そうと自覚することなく、
ボディ・ポリティックの概念に基づいた言葉遣いをしています。
「日本の病い」や「社会を蝕(むしば)む問題」といった表現は、
国や社会が「身体」だという前提なしには成り立ちません。
そもそも「国体」という言葉が存在するではありませんか。
国の指導者は「元首」であり、元首同士の話し合いは「首脳会談」と呼ばれます。
▶ 五条の死でSNSが阿鼻叫喚の大炎上になり、その1ヶ月後程の2023年40数号の少年ジャンプの表紙で、まるで自民党の議員が圧力をかけたかのような白々しいデザインで「虎杖悠仁」が表紙を飾っている雑誌が400万部程存在する筈なのだが、ネットで検索しても見つからなかったので、代替として「けろっこデメタン」に登場していただいた。
木下さんが言ってたように、少年漫画誌にも隠蔽主義を持ち込むつもりだろうか。
映画「犬神家の一族」
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そして感染症の流行においては、ボディ・ポリティックは比喩にあらず、文字どおりのものとなる。
公衆衛生とは本来、「ボディ・ポリティックの健康水準」を維持・向上させることですが、個々の患者の身体、すなわち自然的身体のみならず、
政治的身体の健康も脅かされていることが、目に見える形で示されるからです。
コロナの感染メカニズム
コロナ禍の街角
コロナウイルスの流行が始まって以来、なじみ深くなった「集団免疫」など、まさに「身体の二重性」に基づいたもの。
集団免疫とは、ある社会集団を構成する人々の大部分が、特定の病原体に対して免疫を持つことで、免疫を獲得できない人も感染をまぬかれる(病原体が広まりにくくなるため)ということですが、
これは「ボディ・ポリティックのレベルで免疫が獲得されれば、免疫を持てない自然的身体も保護される(=免疫を持ったのと実質的に同じ状態になる)」ことにほかなりません。
あるいは「自粛疲れ」はどうか。
疲れといっても、外出を控えたり、仕事を休業したりしている人々の、
個々の身体が疲労しているわけではありません。
たいていの場合、運動量は減っているはずです。
人体の弱アルカリ性バランス
「自粛疲れ」が意味するのは、緊急事態宣言などによって、社会全体のレベルで行動が制限された結果、人々のストレスが高まり、それが「疲労」として集団的に認識されているということ。
すなわちボディ・ポリティックの疲れなのです。
けれども無視しえないのは、自然的身体に比べて、
ボディ・ポリティックは比喩的・象徴的な側面が強いこと。
われわれの身体も、心理的な要因で病気になることがありますが、ボディ・ポリティックの健康となると、そちらのほうが主流です。
▶ ウイルスの次にやってくるもの
新自由主義やグローバリズムの理念は、経済的な格差を拡大させ、社会統合を弱めることで、ここ数十年間、日本のボディ・ポリティックを少なからず衰弱させました。
映画「あゝ野麦峠」
コロナウイルス対策においても、感染者はもとより、感染リスクのある医療従事者やその家族に対する差別が問題となっており、
4月21日には日本赤十字社が「ウイルスの次にやってくるもの」という動画を配信するに至ります。
ウイルスの次にやってくるのは、恐怖に基づく社会の分断なのですが、
映画「新宿鮫」
終わり近くに「人は、団結すれば、恐怖よりも強く、賢い」というテロップが出てくるのは、実に意味深長。
ボディ・ポリティックの健康は、人々の団結、つまり社会的統合が解体するだけで損なわれるのです。
コロナウイルスの流行をまず収束、そしてゆくゆくは終息させるためには、われわれは自然的身体とボディ・ポリティックの両方を、病から守らねばならない。
今までの議論を要約すれば、そうなります。
これが具体的に何を意味するかは、次回のテーマ「コロナ対策の3つの原則」でお話ししましょう。(記事:佐藤 健志)
映画「宇宙戦艦ヤマト2199」のワープ
五条悟を殺害した直後の両面宿儺の表情。
▶ 口の歪み方と左顔面の影に「良心の呵責の残像と恥にまみれた面影」があるでしょう。
▶これだけの人気コンテンツになれば、編集部だけではなく、多方面からの凄い圧力が作者にかかっていたのだろう。
「主人公は虎杖悠仁なのだ」という。
良質の編集部や出版社の機能は、そういう多種多様の圧力から作家を守るもので、芸能事務所も同様に「政党制」のように「事務所・会社」がタレントを守り「バーター抱き合わせ泣き落とし」で仕事を取ってきた歴史があるので、新生スマイルアップ社(STARTO エンタテイメント)が「米国流のエージェント制」を導入しても、トラブル処理は自己責任で仕事も安定しないから沈んで行くだろうね。
(タイトルの「感想戦」に戻る)
五条の六眼は、単なるレーダーではなく呪力の増幅(ブースター)やテレキネシス(念動力・遠隔操作)もできる。
六眼のフェーズ
虎杖のフィニッシュブロー「黒閃」
▶ 身長190cm 28歳の呪術高専OJT教師の五条悟は、自分で教えた訳だから、宿儺戦の土壇場で「黒閃」を放つ事ができた。
ナラティブとしては、ここで円環構造のサティスファクションが成立して瑠飲が下がるのだが、あの適応カマキリ野郎の▲(三角)ナイフのアッパーカットがしぶとかったね。
▶ 車田正美先生なら「黒閃のSRT」で適応カマキリを沈めて、五条は一旦ベンチに下げて温存。塔の上で観戦している呪術高専の生徒達を呼んで、呪霊ではなく人間(高校生)と両面宿儺の多勢に無勢でしばらく戦わせるのを見守り介助と助言をして、最後は虎杖に「内部で炸裂する無量空処」を伝授するとかさ。
▶ さらば宇宙戦艦ヤマト愛の戦士たちで、地球連合艦隊が白色彗星のガス体の外側を、拡散波動砲で包括的に攻撃したが効果がなかった事例
宇宙戦艦ヤマト 復活篇で、アンドロメダ級の戦艦1隻の拡散波動砲を、敵艦隊の最適点に撃ち込んで一掃した、武器の使用法のイノベーションの場面。
▶ まあ芥見下々のおかげで想像力を喚起されたのもあるから感謝もするけれど、読者は少年少女なんだから。
五条悟