ビジネスと生物学の適者生存のスケールと周期の違い

石渡治「BB」

主人公の高樹翎が逃亡中に所属した傭兵部隊「スリーピング・シープ」等は、目的は治安で、手段は人殺しな訳だが、戦場というのは敵と味方の区別もつかなくなったりごっちゃごちゃの狂気が渦巻いているのだろう。

コロナ2019から4年経って、今でも律儀にマスク着用率が高いのは日本の生活習慣特性がよく出てると思う。

でもこれ、今のようなインターネットの情報環境じゃなければ、あのようなパニック・オーバーシュートにならなかっただろうし、店を閉めたり、無利子で借りたコロナ融資のモラルハザードで今でも返済できずに自己破産したりする状況も随分違っていたと思う。

前回書いた教養の踏み込みは、自戒でもあるが知的ルッキズムに陥る可能性もある。

例えば、細胞と人体と森林のスケールの違いを無視して、ダーウィニズムの適者生存と、株式会社の栄枯盛衰を、さもフラクタルな現象として語るのは、漫画や映画の世界ならOKなんだけど。

10cmのダイナミックレンジはあるとしても、「いかがわしい情報を信じた奴が悪い」という自己責任の時代なのだろう。

黒閃のバレルゾーン

厚生年金の男女別グラフ

浜崎あゆみ

受給開始年齢による年金額の表

2モーターの特殊寝台(介護用ベッド)の高さ調整による起居動作の比較の図

▶ ケアマネの仕事を長くやってると、無年金の人とか土地の固定資産税で悩んでる人とか色々なケースを経験するけど、豪遊したり「飲む打つ買う」で破滅する人はほとんどいないんだよね。

若者やビジネスマンのように「ちょっとした情報で一喜一憂」しないし。

認知症や詐欺は別として。

介護者の家族の方は不穏になったりするけどね。

価値観の周期が、ビジネスより生物学寄りになるからかもしれない。

ではまた。