やり甲斐経済のモラルハザード

ニートラップ

ikigai(生きがい)のベン図

Wikipediaより引用 ①)

やりがい搾取とは:

経営者または依頼者が、本来支払うべき賃金や手当、料金の代わりに、労働者に「やりがい」を強く意識させることで、

サービス残業長時間労働)や無賃労働を勧奨し、本来支払うべき賃金(および割増賃金)や料金の支払いを免れる行為をいう。

夏子の酒

Wikipedia

東京大学教授で教育社会学者の本田由紀により名付けられた。

「やりがい搾取」という造語は、2007年前後から本田が著書などで使い始めたことで広く認知されるようになった。

ブラック企業とやりがい搾取は密接な関係にあるとされる。

「やりがい」と「報酬」はトレードオフの関係にはならない。

夏子の酒

Wikipedia

・やりがい搾取として批判された例

2014年のブラック企業大賞においては、アニメ制作会社A-1 Picturesが象徴的事例としてノミネートされ、業界賞を受賞した。

同社では2010年10月に、当時28歳の男性社員が自殺し、2014年4月11日付けで過労によるうつ病過労自殺の原因として、労働災害認定された。

男性の1か月あたりの労働時間は600時間を超えていたが、残業手当が一切支払われていなかった。

アニメーターの生き甲斐につけこんだ経済的虐待

ikigaiのベン図

人の善意と弱みにつけこむ悪業因縁

 

先述のA-1 Picturesに限らず、日本のアニメ業界において、特に現場とされる非正規雇用のアニメーターや制作進行は長期において著しい労働環境の悪さや賃金の低さ、それに伴う待遇の悪さが指摘されている。

しかし、声は出るものの業界構造上の問題もあり、改善はほとんど見られないのが実情である。

ニートラップ

2018年3月下旬、東京都庁から2020年東京オリンピックパラリンピックのボランティア募集要項が発表された。

その中に「交通費及び宿泊は自己負担・自己手配」などの記述があったことから、「ブラック企業より酷い」「やりがい搾取」などの批判を受けた。