名前を消してやる/記号接地

現代能学集「鵺」作:坂手洋二/場所:新国立劇場

▶ スケベGPTのギャルOLヌエのシニフィエシニフィアンは過去ログ参照)

セクサロイドハダリ

▶ 歪みのおばさんが最近ご執心の「ナラティブ(語り、ナレーション)」もスケベGTPは偽造してトッピングすることもできなくはないが、騙しの罪が重くなる。

木津(新宿鮫)の名台詞である

ソープ嬢だって身の上話くらいするぜ」

の「身の上話」とは、

「私は好きでこんなことやってるわけじゃないのよ。人生はつらいわよね。こんな私でもいいかしら。」という、三島由紀夫潮騒」の「山小屋の焚き火」の意味もある。下半身までスッポンポンになっても、生命体は膜を張ろうとするものだ。個室とか家とかもね。

映画「千と千尋の神隠し

▶ この映画の封切り時に、雑誌のインタビュアーが小説家の高橋源一郎にマイクを向けて「先生どうでした?面白かったでしょう。面白かったですよね。面白かったと云ってくれ」としつこく迫るので「いやあ僕は、イマイチだったというか、元は5時間くらいの作品を無理やり2時間に縮めたような感じがするんですよね。とても大事なことを言ってるのに説明不足だったり。みんな本当にわかったんですかねえ」と言っていた。

まあそれも「蛹/サナギ」で紐解いていくのが「ガンダムの話」という日本独自のアマチュア編集文化なのだけど。

このオタクの萌え絵のスケベGPTは僕の能力の限界を超えている。もともと彼ら二次元の人たちは、実物の人間が苦手で(疲れるからね)アニメーションのナラティブに居場所を見出しているのだが、そのアニメ絵を自分の好みに加工生成したものとなると、還暦近い僕でさえはまりそうになる。

▶ なのでコレはパス。

記号接地。

生成AIと人間の想像・編集の決定的な違い。

▶ 上っ面の表象のこの見分けがつかなくなってきたからみんな慌てているわけでしょう。

ソシュールシニフィアンシニフィエ

▶ オープンAI社とマイクロソフト、アルファベット社(GoogleYouTube)、およびアメリカ政府のAI推進イケイケドンドン派は、「デファクトスタンダードで普遍化すれば、そちらが真になる」と思い込んでいるフシがあるけど、人類滅亡以前に

「世の中を錯覚とすり替えて、何かいいことあるんですか?」と心配になる。