GAFAMのマーケティング分析

アサヒビールの「ビアウォーター」

コトラーの競争地位4類型

▶ 日本のビール会社4社の競争は、典型的なマーケティング・モデルとして新人研修でディープラーニングする。

前述したように「スーパードライ神話」で生ビール部門で「サントリーのモルツに抜かれたら倒産するぞ」という崖っぷちからチャレンジャー・マーケティングキリンビールの主力商品のラガーを抜いたのだが、宝くじに当たったような高揚感で、その後に発売した「ビアウォーター」が大外れして生産中止になった。

▶ これは僕から見ると敗因は「(ビールの)リーダーカンパニーになったのに、サプライズの味に酔って、チャレンジャー戦略のSDの二番煎じ、自己模倣を中途半端な体重の乗せ方で行ってしまった」事だと思う。

マーケティングの4P

マイクロソフトの社長

Googleの生成AIの「バード」はチャットGPTが世界の識者やこういうのが好きな人々の間で大騒ぎになったので「渋々(シブシブ)」リリースしたらしいんだよね。

何故かというと「検索エンジンのシェア8割強の通常のGoogle」の広告収入のビジネスモデルが壊れる可能性があるから、らしい。

つまりマーケティングの型にはめると、検索エンジンの「ニッチャー」の「Bing」がオープンAI社という「宇宙戦艦ヤマト 復活篇の信濃(SHINANO)」や「機体が華奢で火薬が大規模なグッドデザインの重爆撃機」を搭載して、アルファベット社のGoogleに特攻をかけている構図で読む事もできる。

アマゾンとアップルとメタをどのようにマッピングするかは別の機会としても、ビル・ゲイツが創業してOSの寡占市場を形成する過程で、独占禁止法等の裁判で勝ち続けて今のポジションを獲得した新興企業だから、今回の生成AI騒動でも不思議な自信があるのかもしれない。

生成AIについては倫理的・文化的な議論が多いけど「経済・商業的なマーケティング分析」を読む余裕がない。「雇用」「著作権」は経済だけど、もっとミーハーな「商品としてどうなのよ」の切り口。

一般人が無料で使えるという事は「広告のB to Bモデル」でしょう。マイクロソフトofficeや主力のWindowsはどちらかといえば「B to Cモデル」だから自社商品のカニバリゼーションGoogleより起きにくいのかもしれないが。

まだ情報不足だな。気が向いたらマッピングしよう。地図を広めに取って。