二代目タラちゃんを襲名した声優の愛河里花子
▶ もとは長谷川町子の4コマ漫画をテレビ化したものなので、映画化はやってできないことはない筈だが「ありえねえ」と思ってしまう。
そこをテコの支点にすると
①地上波テレビは無料。映画は有料。
②テレビは自宅の茶の間。映画は街の映画館。
③映画はスクリーンが大きいので、アドベンチャー(冒険譚)を求める傾向がある。
④サザエさんの登場人物で、煉獄さんのように、誰かが死ぬ展開は許されない。
⑤その他
映画「君たちはどう生きるか」監督:宮崎駿
▶ 以前レコード会社の人と広告の事で話をしていて
「アーティストによって戦術は様々だけど、例えばサザンオールスターズ・クラスだと、全国紙の15段カラーで『新譜が出ます』と告知するのが一番効く」と教わった事がある。
今回の宮崎駿の新作が、口コミであっという間に広まったのも、
①知らない人がいない程の実績と信用。
②これが本当に最後かもしれないという、アニメオタクにとっての国葬に参列する感覚。
③ネットにおいて、押しつけがましく追跡してくるネット広告は「ウザイ」ものになりつつあり、興味のある物のキーワードだけわかれば、自分で調べられる情報環境の変化。
④その他
▶ まあちゃんと書くと長くなるので端折ると
週刊朝日の伝説の鬼編集長:扇谷正造の真似をして、サンデー毎日のヴァーチュアルエディターになったとしたら
「映画が撮れるという事は、宮崎先生はまだ我が人生に一片の悔いなしじゃないだろう。そうだなあ...
のん「タイムマシンにお願い」
このあーちすととの往復書簡形式の連載の対談にして、千石イエスや広末涼子の時のような『微力だが無力じゃない。弱者・被害者のために風をあつめて、何ができるか』のアイデアを延々と募集し続けて製本して売るとかね...」
インフレで増え続ける弱者のオアシスになれれば組織票並の力がつくかもしれないし。
▶ まあサザエさんの映画化がありえないように、今の人達はアイデアラッシュの段階で諦めちゃうんだろうけど。
欲がないよね。