医療人類学は面白いナ

映画「新宿鮫」のキズとサメジマ(原作:大沢在昌

朝日新聞デジタルより引用▼)

権力に乗っ取られる身体、良い?不気味? 装われた「あなたのため」
2023/9/15 11:30
連載「コロナ禍と出会い直す 磯野真穂の人類学ノート」(第16回)

医療人類学の視点では、身体は「個人的身体」「社会的身体」「政治的身体」と分類される。

前回は「社会的身体」に言及。社会的のあり方によって身体表象が変わることに触れた。

今回紹介するのは、3番目の「政治的身体」である。

これは世界の感じ方や振る舞い、理想とされる身体のあり方など、人々の身体のあり方、言い換えると生き方そのものが、権力によりある一定の方向に導かれていくプロセスとその結果を指す。

この堅苦しいワードを理解するためのポイントは、「人々が〇〇のように動くことで得をするのは誰か?」という問いを立てることだ。

(中略)

しかし権力の身体への介入は、政治ニュースを見ていれば全て把握できるわけではない。

むしろ私たちが注意を向けるべきは、一見自発的になされているように見える言動が、権力の介入を受けていること。

「あなたのため」を装いながら、権力が身体に介入してくることである。

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なるほど。

たがみよしひさ「フェダーイン(戦士)」のコミックス最終巻の表紙の朽木(マッドクッキー)

雑誌連載の初出時の朽木三郎

▶ 顔が違う、を超えて別人格になってるもんな。

医療人類学では「②社会的身体」に区分されるのだろうか。